自作オーディオアンプのメンテ、パワーアンプ部はそれほど手を入れる箇所はなかったハズ・・・ なので、とりあえずこの Part-6で最終回とさせていただこうと思っている。
初回の記事を書いたのが10月20日だったので、もう何だかんだと1ヶ月半になる。 回路図を調べて再トレースしたり、ページにまとめてみたりとそれなりに手間はかかったけど、30ン年前を思い出しながら「適度に」楽しませていただけたのかな・・・ と。
それでは、パワーアンプ部の仕上げ編、ぼちぼち行ってみますかね
既に取り外してある基板から、交換する予定のパーツ達を引っこ抜いてみた
今回は、現時点ではまだ容量抜けは確認できないけど、やはり寿命が心配な信号経路の電解コンデンサ君、それに接点(摺動子)を持つ有限寿命部品の代表格、パワートランジスタのアイドリング電流調整用として使っている半固定抵抗君も交換してやることにした。
その他、ゾベルネットワークの定数がちょっと控えめだったのでコンデンサを増量しておくのと、そのリターン側処理がイマイチだったので手直しする他、電源系統の配線見直し等々。
そして、基板上の多くの面積をムダに占有している大きな大きなブロックコンデンサは、その骨董品的価値を認めて続投していただくことに(笑)
部品の再マウントが終わった基板ウラ面
今回も汚れたフラックスや半田のヤニを一旦洗い流してキレイにしたので、見栄えはだいぶ良くなっているかと。
電源回路のブロックコンデンサをしげしげと眺めていて、そういえば今年の4月にアキバを訪問した際、秋月で特価の 2.2uF 50Vフィルムコンを買ってきたのを思い出した。 高い周波数での電源強化目的にちょうど良いかと、ブロックコンデンサとパラっておくことにする。 基板のオモテ側には既に 0.047uFのマイラーコンが入れてあるんだけど、せっかくなのでこのチャンスに増量しておこう。 それと、電源系統の配線材を太いものに交換ね。
その他、基板のウラ側にチョン付けしてあった負帰還回路の位相補正用 22pFのセラコン、どういう訳かジャンク基板から外したと思われる温度補正用黄色マーキングのヤツが使われていたので、まぁ気にする必要はないんだろうけど、せっかくなのでニュートラルな温特のヤツに交換ね。 え、「どうせならマイカコンデンサ使え」ってか(笑)
そして、基板オモテ側も・・・
あんまり外観の変化はないけど、とりあえず半固定抵抗を交換したのはスグ判りますな
基板上のメンテが済んだら外した配線を付け直し、改めてシャーシーに格納する・・・と。
はい、これで無事にメンテ完了~ ということで
パワーアンプ部の入力レベル設定つまみが「右チャンネルが上だった件」と、レタリングを入れる際に「スペルミスしていた件」もこの際なので修正してスッキリしておくと(笑)
修正したい文字のレタリングを紙ヤスリで剥がし、手持ちの使い古して熟成されたレタリングシートをあてがって転写し直そうとカリカリやってみたものの、隣の文字が次々とくっついて剥がれてくるのでキレかけた というのはナイショね・・・
最後に修正済みの回路図をご紹介して、無事に完了ということにさせていただくかな。
はい、ここまでのお付き合い、Thanksでした~
それでは、今日はこの辺で・・・
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