このシリーズも何となく変な採番になってしまったが、またまた後継品の発売がされたとのことで、書籍製作例で作った環境に差し替えて、動作確認なんぞをやってみた次第。
先に結果からご報告しておくと、今回の新製品“CP2401T-C”君、とりあえず速報レベルでは、特に支障なく動いてくれている。
昨年10月発売の書籍“グラフィック表示モジュール応用製作集”で追加させていただいたサンプルで、別のLCD用に作った「15パズルゲーム」を YHY024006A系統のLCDでも使えるように移植させてもらったんだけど、こちらも問題なく動作してくれたようだ。
さて、以前にこのBlogで 初代YHY024006Aの後継品をご紹介したのが 2011年05月29日(日) と少し間が空いてしまったので、これまで発売されたこのLCD後継品について、簡単に整理しておきたいと思う。
・YHY024006A
コントローラーはILI9325。
2.4インチでTP付き、価格も手頃と三拍子揃ったLCD(笑)。
私の製作例以外にも多くの方々が製作例を紹介され、かなり広範囲に販売された。
・LCM240YP04-07
同一コントローラーの類似仕様LCDが後継品として発売された。
私も動作確認のため購入し、こちらで対応方法をご紹介済み。
・CP2401T
同一コントローラーの類似仕様LCDが 3代目の後継品として発売された。
これも動作確認のため購入し、問題なく使えることを確認済み。
動作確認情報は書籍上(P38~40)で掲載。
・CP2401T-C
コントローラーはILI9325C。 基本的には互換品のハズ。
今回動作確認を行った範囲内では問題なく使えることを確認できた。
こんなところだろうか。
こちらは購入した際のパッケージ(再掲)。
先月関東方面に旅行した帰り、秋葉原に寄ってリアル店舗で購入した一部なのだが、当初は型番そのままで“CP2401T”のまま販売されていた時期があった。
コントローラーの型番も違っているようなのでと、後から別の品番に変更されたという対応があったようだ。
3代目 CP2401Tと、4代目 CP2401T-Cを並べてみたところ。
私の製作例では、マイコンとの間を「16ビットモード」で接続しているので、CP2401T / CP2401T-Cの何れも、チップ抵抗の移動が必要になる。
上の写真では、フレキ根本に取り付けられている部品も違っているように見えるが、バス幅選択用の箇所 R1~R2に関する場所は両者ともほぼ同様。 書籍の説明通りにチップ抵抗を R2→R1へ移動すれば問題なく使用可能となった。
最後に一つだけ気になった点を付け加えておきたいと思う。
この上の「正面からの写真」を見比べていただきたいのだが、タッチパネル下部のアイコンがなくなっているのが確認いただけるはずだ。
実は CP2401Tはアイコンがタッチパネルで選択できるよう、エリアが広めに取ってあったようだが、CP2401T-Cではタッチパネルの電極が幾分狭くなっているのが読み取れる。
私の製作例は、初回起動時にタッチパネルのキャリブレーションを行うようになっており、このテの変更にも全く影響はないのだが、もし座標決め打ちで判定を行うようプログラムされているアプリケーションなら、このあたりは見直しを行う必要があるはずだ。
今日のところは「速報ベース」で動作確認情報を掲載させていただいたが、細かい違いについてはまた追々確認させていただきたいと思う次第。 サンプルコードやチップのデータシートについても、機会があればもう少し比較してみたいと思う。
それでは、今日はこの辺で・・・
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