以前にもこのテの話題を記させていただいたことがあるのだが、最近半導体製品を色々なところから購入することが増えてきたせいか、
「コレは変だぞ・・・」と思われるのが紛れ込んでくることが増えてきたような・・・
前回の
トホホな半導体はJ-FETだったので品種毎の特性の違いが大きく、半導体アナライザでちょろっとチェックをするだけで
「別物」という判定は簡単にできたりするのだが、これがフツーのトランジスタだったら判定は難しくなるかも。
ということで、本日の主人公さんはこの人っ

何だかんだと、フツーのトランジスタで怪しいのを見付けてしまいましたワ・・・
またもや
(本来なら) 東芝さん謹製の中型パワートランジスタ
2SA1451A君でごぜ~ます。
昔々に製作したアンプで、故障してしまったため戦列離脱させてトランクルーム行きを命じたのがあるのだが、手が空いたらメンテしてやろうかと考えて今のうちに部品を調達しておこうと、安さにつられてふだん半導体を買わない店を使ったらこんなんが送られてきましたワ・・・
コレだけを見ていると特に何も感じないんだろうけど、データシートに掲載されている外観の仕様を見てみると、製品名の表記方法が異なるのが判りますな。
製品名(または略号)というのが
A1451Aで、特性区分記号は hFEのランクなので
「Y」という記号が下段左側に入るはず。
実物では
“A1451A-Y”と一列で記されている上、東芝の
「T」マークロゴが他の製品にくらべてやけに太っているのが目に付くのは気のせいだろうか。