今回は全体的に低インピーダンスなセッティングにしてみた次第。
この定数で VRを最大にすれば、普通に喋らせるだけでアンプのクリップレベルに到達してくれる
もちろん音量控えめでも良い方は、前回ご紹介した定数のままでもOK。 両者の1段目と2段目のセッティングに一貫性が無いような印象を与えてしまうかも知れないが、手持ち部品を組み合わせて概略計算のあと、Pspiceでシミュレーションさせているので、実際のところでもハズレてはいないと思う。
シミュレーション結果はこちら。
赤い線は、1段目のフィルタコンデンサ“C1”両端、緑の線はフィルタを2段通過して分圧されたあとの“VR”両端の信号レベルを表している。
ということで、本日のオマケ。
色々と回路をいぢくりながらオシロで波形を観測していたのだが、何かめんどくさいネタを見付けてしまったような・・・
まぁ気にしなければ良いことなので、今日はその波形を簡単にコメントするだけにしておきますかね。
最初の波形は、PWM出力をフィルタに通した直後の波形その1。
緑の線は、最初の図で示すと“C2”両端の波形。 但し、マイコンのポートとフィルタの間に挟んである 1uFのコンデンサは短絡して直結にしてある。
黄色の線は、マイコンの“/PLAY”信号。 これの立ち下がりをオシロへのトリガにして表示させている。
続いては、1uFの短絡を外して AC結合にした場合の同一ポイントの波形。
PWMによる D/A変換の中点は 0Vからはオフセットされているので、AC結合だと発声開始後しばらくと、発声終了後しばらくはこんな感じの変動が生じると。
アンプの低域特性が伸びている場合、スピーカーのコーン紙が動くのが見えることがあるかも知れないが、立ち上がりと立ち下がりそのものには緩和処理が入れてあるようで、実際にはクリックノイズが聞こえたりはしない。
では、この電圧変動が起きている間に、アンプの“CE”端子を ON/OFFしたらどうなるか・・・
はい、「ブチッ」て言いますな。
「“CE”端子を使いたいときは、タイミングに気を配ろう」
では、お後がよろしいようで・・・
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