2012年1月11日水曜日

根性の曲がったLEDを矯正してみる・・・の巻 ~ (Part-2)

1月9日の記事でネタ振りさせてもらった「根性の曲がった・・・」ぢゃなくて「曲がって実装された」LED(笑)。 忘れないうちに取り外して「矯正」してやることにしよう。

私が購入した“CHIP QUIK”ブランドのSMD取り外しキットには、特殊低温ハンダのほか、専用フラックスと IPA(イソプロピルアルコール)を含ませたクロスが付属している。 サンハヤトのキットだと、IPAクロスは付属しない代わりに“ハンダ吸い取り線”が添付されているようだが、特殊フラックスを塗って低温ハンダを盛るという工程そのものは同一だろう。


付のフラックスは結構粘度が高く、フツーのフラックスとは全くイメージが違う。 何となく、バーベキューで木炭に着火する時に使う、チューブに入ったペースト状燃料を思い出してしまいますナ。


いては、特殊ハンダをたっぷり盛って・・・と。

さすが低温ハンダ、コテ先をあてると「じゅわっ」とスグに溶け拡がって行く。
端子に絡んでいるハンダも溶かして馴染ませると、全体的に融点が下がって固まりにくくなってくる。

こちら側、反対側各3本の端子にまんべんなくコテをあて、全端子のハンダを溶かした状態に持って行ってやろう。


合いを見計らって、ピンセットで「チョン」と突いてやった。
幸い、パッケージの変形や破損はなさそうだネ

にしても、フラックスの残骸がキタナイねぇ


とは、ハンダ吸い取り機または吸い取り線で余分な低温ハンダを落とし、べちょべちょにまとわりついているフラックスは IPAで拭き取ってやればOK。

拭き取りはもちろん付属のクロスでも良いが、私はこのテの用途にはガソリンタンクの水抜き剤を買ってきて常備している。 これなら残量を気にする必要がないしネ(笑)


しい位置にハンダ付けし直して・・・


事復活でごぜ~ます

たかが 6本足程度のLED取り外しに“SMD取り外しキット”を使うかどうかは微妙~なところだとは思うのだが、フツーのハンダを盛っただけだと、しつこく加熱すると樹脂部分を変形させてしまう可能性も高くなる。 転ばぬ先の杖・・・ というワケでもないが、安心して作業ができるのはやっぱりメリットだろうネ。

それでは、今日はこの辺で・・・

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