先日 7月07日の記事で、Aitendoさんで購入した中華トランジスタの話題を記させていただいた。
日本製の古いゲルマニウムトランジスタと混同するような型番が付けられていたので、その辺の話題も記させていただいたのだが、ひとくちに「ゲルマニウムトランジスタ」と書いてもピンと来ない方もおられると思うので、今日は私のジャンク箱に保存されているこのテの「やや古めのトランジスタ君」をご紹介しておきたいと思う。
最初は“2SAシリーズ”のご紹介から。
・2SA71 (松下)
確か、業務用ワイヤレスマイク(40MHz帯)のRF~IFブロックに使われていたもの。
4本足でシールド付き、一回り大きめの形状が特徴的。
・2SA17 (日立)
短波ラジオのRF~周波数変換に使われていたと思われる。
・2SA102 (松下)
メーカーロゴが“松葉マーク”の比較的後期製造品。
AMラジオの周波数変換に広く使われていた。
・2SA219TV (三洋)
これも 4本足のシールド付き。 テレビのIFアンプ回路用かな。
・2SA385 (松下)
詳細不明。 FMラジオから外したやつかな・・・
命名規則としては、2SAxxx=「PNPタイプ高周波用」なのだが、イマドキのトランジスタにくらべると比較にならない位低い周波数しか扱えないというのが実情だ。
続いて“2SBシリーズ”も行ってみよう。
・2SB22 (三洋)
ラジカセのオーディオ出力用だったかな。
金具でシャーシーに放熱されていたので、足が長い。
中古品活用にも足が長いのはありがたかったなぁ・・・
・2SB32、33 (神戸工業 =現富士通テン)
カーラジオのオーディオ部分に使われていたような。
・2SB54 (東芝)
結構有名どころかな。 AMラジオのオーディオ部分から。
・2SB75、77 (日立)
これも定番中の定番。 同じくAMラジオのオーディオ部用。
・2SB101、ST343 (日本電気)
詳細不明のジャンク基板からの取り外し品。
ST343は2SB型番が付けられる以前の製品だが、2SB165相当品。
いやはや、もっとたくさんの手持ちがあったはずなのだが、結構散逸してしまっているというのが現状かな。
もっとも、こんな古い(性能も悪い)パーツを使って、今更何かを作ろうというのも大変なので、きっと今後もコレクションのままなんだろうけどね・・・
はい、皆さんも“ひょっとしたら見たことあるかも”というレベルのパーツでごぜ~ました
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