今回のネタは純粋な電子工作とは分野が少し違うのだが、細々と続けているビデオ編集ネタの充実を図るため、ビデオ編集用PCのCPUアップグレード作戦を実行することにした。
私がビデオ編集に使っているPCは、こちらでもご紹介している Core2 Duoベースのモノだ。
カノプのHDリアルタイム編集用ボードなんかを追加したり、データ用HDDは 4発でRAID5構成にしてみたりするのだが、昨年末にAVCHDカメラを追加したあたりから、いらぬストレスの原因ができていたというのが正直なところ。
これも詳しく書くと長くなるので端折らせていただくが、要は愛用している編集ソフト“EDIUS Pro5”では、AVCHDのデータは重くてリアルタイム編集できないので、必ずCanopus HQコーデックに変換しないといけない・・・ と。
HDVカメラのデータは直に編集できるのだが、AVCHDのデータは変換に時間がかかる上、数倍にふくれあがった変換後のデータがHDDを圧迫する
最近になってカノプさんも“EDIUS Pro5.5”というAVCHDがリアルタイム編集できるというウレシイ能書きが追加されたバージョンアップ版の製品を出してくれたので、私も飛びついてみたのだが・・・ やっぱ、ダメですな 基本的に、CPUパワーが足りてないようで
ということで前置きが長くなったが、本日のお題はこちらネ。
ちなみに、ビデオ編集用PCで使っているマザーボードは ASUSの P5B-E Plusという型番。 ボード上のコンデンサが全て固体タイプで信頼性が高く、Intel Matrix RAIDをサポートしているため、オンボードデバイスのみでドライブ6台までのRAIDが組めるというなかなかイイ感じのマザボだと思う。
これを買ってからもう3年近くなるのだが、当時はCore2 Duoしかサポートしていなかったハズなのに、色々調べてみると、BIOSをアップデートすれば、Core2 Quadもサポートできることになっている。
結構制限事項が書いてあったのが気になるのだが、さっさとCPUを買ってきた私は、やっぱりいらちなんだろうなぁ
CPUを買ってしまった関係上、さっさとやるっきゃないでしょう
まずは順当に、HDDが飛んだときに備えて、重要なデータのバックアップ・・・ かな。
あとは、ASUSのサイトで最新(と言っても2008年版なんだけど)のBIOSバイナリをダウンロードし、USBメモリにコピっておく。
現行CPUでBIOS画面を呼び出し、設定確認。
結構ページ数があるので、自分がいぢったところは思い出せない人は要注意かも。
ダウンロードしたBIOSのバイナリが入ったUSBメモリを突っ込んで再起動。 ALT+F2で EZ-Flashモードを呼び出してやる。
まず最初にやることは、現行BIOSのバックアップ。 それが終わってから、新しいBIOSを呼び出してアップデート・・・ と。 ここは失敗しないように祈ろう
そのまま再起動すると、大抵エラーを吐いて止まるはずだが、万一OS起動まで行ってしまうと良くないことが起こるかも知れないので、DELキーを連打して「BIOSを呼び出す準備」をしておくようにしよう。
BIOSが立ち上がったら、初期値をロードして、その後で「自分がいぢったところ」を再設定ね。
ちなみに、BIOSアップデート後のCPU情報。 ちょっと先ほどと変わっているのが気がかりだが・・・
はい、OSの起動も特に問題なし。
Core 2 Duoでごぜ~ます。
ケースのフタを外して・・・ と。 やっぱり最初は掃除だな
新しいCPUをソケットに載せてみたところ。
取り外したヒートシンク(右)と、新しいCPUのヒートシンク(左)。
何故かコア数の多いCPUのヒートシンクの方が小さい上、構造も簡単っぽい
CPUとヒートシンクをきちんと取り付けたら、火入れの儀式ね
ま、きちんと動作保証された組み合わせなら心配はいらないんだろうけど、今回は制限事項のところがどういう動作になるのかが、大いに気になるところ。
ちなみに、今回買ったCore2 Quad Q9550は FSBが1333MHzなんだけど、制限事項のところには「1066MHzでしか動きません」となっているしね。
実際には、起動して初回は1066MHzで動き出したのだが、初期値をロードして再起動すると1333MHzで動き出してくれた(これはチップセットのオーバークロックらしいが)ので、まぁ良しとしませう。
はい、無事Core2 Quadに変~身
ちなみに、EDIUS Pro5.5でのAVCHD編集も、1920×1080/17Mbpsモノ1本なら楽勝、2本はちょっとキツイかも知れないが何とか・・・ というところまで進歩してくれた。
さ、これでもうAVCHDコンバータのお世話にはならなくても済みそうだ
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