ここ何日か、電子工作をやっている人のBLOGやTwitterなどで囁かれている話題の一つに「2SC1815ディスコンの噂」があったりする。
実際に製造元である東芝セミコンダクター社のページを訪問してみると、例の2SC1815は現時点で「新規設計非推奨」という表示が付けられており、これはやがて「保守品種」や「廃止品種」へと移行することを意味する内容だ。
巷で話題に上がっているのは“2SC1815”のみのようだが、ここで色々なトランジスタのステータスをチェックしてみると、TO-92パッケージに入ったリード線付きの、いわゆる「普通のトランジスタ」は、どうやらその大半が「新規設計非推奨」に指定されているっぽい。 同じ汎用用途のトランジスタで比較しても、例えばチップ部品の“2SC4116”にはこのステータスは付いていない。 ぶっちゃけた話、「リード線付き部品は儲からないから、もう作らないよん」と言い放たれているのに等しい状態だ
さて、ここからが本題。
10年前に製作して記事を掲載させていただいた“ミニアンプ”に使用しているトランジスタも、その全てがもれなく「新規設計非推奨」などの入手性に関する時限爆弾を抱えているという事実を認めなくてはならないようだ。
まぁ、実際にはあと何年かは入手不可になることはないんだろうけど、つい最近、出力段に使っているNEC製 2SA952/2SC2001のコンプリメンタリ・ペアが入手できなくなったため、東芝製トランジスタへの置き換えを検証したばかりだ。
次にリニューアルするなら、どうするか・・・ というのもアタマが痛い問題だな。
・海外製も含めて、定番のリード線付きトランジスタを調査。
・日本製チップトランジスタから選択。
コレくらいしか選択肢がないのだが、元々初心者対象の企画だったものに「チップトランジスタ」なんか採用したら、本当に作って欲しい対象者に尻込みされるのがオチかも知れない。 いっそのこと、この企画も「新規作成非推奨」にしてしまうか・・・
とりあえず、あとしばらく悩んでみますか
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