2022年8月15日月曜日

ぺるけ式トランジスタ PHONOイコライザを作ってみる・・・ (Part-2:メイン基板準備編)

るけ式トランジスタ PHONOイコライザ製作の Part-2。 このプロジェクトも電源回路を作ったところで進捗がスローダウンしてしまった感は否めないところではあるけど、秋月B基板に何とか MCカートリッジ用ヘッドアンプ共々搭載できそうな目処が付いてきたんで、そろそろ次のステップに進めてみるかというところ。

そもそもこの手のオデオネタには「部品の選定」やら「選別」なんかの手間がかかる作業があったり、私自身が元々の作例で使われているタカス製ユニバーサル基板が好みに合わないとか、まぁ色々な事情があったりする。 そんなところに自分自身の夏バテが重なってしまったんで、進捗スローダウンの方も多めに見ていただければ、というところ m(__)m

いうことで、今回分も最終形の写真を最初に貼っておきたいと思う。
前回 Part-1では向かって左側にある電源回路の基板を組み立てて動作確認したまでで、右側には部品未登載の秋月B基板を載せておいたんだけど・・・ 正直なところをお話しするなら、もう少し大きな基板を持ってくる必要があるかも、というのも考えていた。 実際に部品を載せてみて「あぁでもない」「こぅでもない」を繰り返しながら配置を練っていたところで、何とか MCカートリッジ用ヘッドアンプ共々搭載できそうな目処が付いてくれたんで、考え違いをやらかしていないことを祈りながら、ウラ面の配線と半田付け作業の方も進めたいと思う

今回の作業としては、先ほども触れさせてもらった「部品の選定」や「選別」の作業がメインになるんだけど、泥臭いながらも重要な作業なのでせいぜいお付き合いいただければというところ。 ではでは、ぼちぼち行ってみましょ~かね

初は今回の主役、半導体のご紹介から。
増幅全般を担ってくれるのは、生産中止になってかなり時間がたってしまった感がするものの、まだ自分の部品整理箱に十分確保されている東芝さん謹製のローノイズTRは 2SA970-BL君と 2SC2240-BL君。 それに本来はローノイズTRではないものの、実際はローノイズTRとしても実力アリと判断されて MCヘッドアンプ初段用に起用されている 2SA950-Y君。
その他にもバイアス用としてダイオード 1S2076Aが使われているが、コレは選別対象になっていないので説明は不要かな。

そういえば、秋月さんでこれらのTRを仕入れたのは確か 2013年の年末だったんで、何だかんだともう 8年以上経ってしまったことになりますな。 2SC2240-BLは既にそのとき取り扱いは終了していたんで、他店で安く買えるところを探して買ったような記憶があるんだけど、最近は取り扱いのあるところも減った上偽物をつかまされる危険が増えたりと、なかなかやりにくい状態なのが辛いところ。 2SA950-Yのように互換品が出ているのはまだマシなんだけど、「互換品は信用できん」と思っている人も多い訳で・・・ チップ品に鞍替えするのもアリではあるけど、選別が大変になるのは困りますな。

導体アナライザの DCA75君を出してきて、とりあえず 2SA970-BLの hFEを測定してみたところ。 ひとまず20本強で必要なペアが取れそうな雰囲気なんで、必要以上に範囲を拡げるのは自粛しておきませぅ。

様に 2SC2240-BLの hFE測定も進めさせてもらい、イコライザーアンプ用としてはこの辺でまとめてみようかと思う。
初段の 2SA970-BL君は hFEが 250以上の指定なので、440前後のヤツが 4本確保できたのでこれで確定。 もう少し選別対象の本数を増やせば 520位という選択もできそうだったけど、とりあえずは十分だと思う。 2段目の 2SC2240-BL君は 480~600の指定。 これもカタログ値は 350~700なので 480に満たないのが何本かでてきてしまうのは仕方なしなところですな。 今回は 550前後のヤツが 4本確保できたので OKとしておきたいと思う。

いては MCヘッドアンプ用の 2SA950-Y君。 コチラは BLではなく Yランクしかないので hFEの指定が 250以上だと NGなのが出てしまうのは仕方なしですな。 元々のカタログ値は 160~320なのだが、DCA75を使って Ic=5mAで測定すると高めなヤツが結構出るのは良いのか悪いのか(笑) 今回は結局 320弱のヤツが 2本取れたのでコレで。
2SC2240-BL君も、先ほど選別した残りで 519のヤツが 2本あったのでコレにしておきませぅ。

次は RIAA素子用のコンデンサ。 部品調達の際にも軽く触れさせてもらったんだけど、今回は ±2%品 (G級品) が購入できたんで、軽く確認しておきたいと思う。

ずはポリプロピレンフィルムコン UPZの 4700pF。

してポリフェニレンスルフィドフィルムコンの 1200pF。
何れも文句なしの成績ですな

ンデンサの最後は、RIAA素子用の残りと、位相補正用に小容量のセラコンね。
RIAA素子用には 1200pFに 180pFをパラってやる必要があるんだけど、たまたまフィルムコンを見かけなかったんで、ココはセラコンで良しということにしておいた。
そして双方のアンプ 2段目に入れてある位相補正用にも 33pFと 56pFを用意。 何れも以前に職場の不要品処分の際に出てきた 1608サイズチップセラコンのサンプルブックをありがたくいただいて帰ったんだヤツなんだけど、これも入手してから時間が経ってしまいましたな。 ま、腐るもんではないんでOKっと(笑) 何れも誤差が ±5%の CH特性品 (加える電圧で容量が変化しない) でございます~

いうことで、もう少し大きな基板を持ってくる必要があるかも・・・ と考えながら配置を練っていたのが幸いにもうまく収まってくれたんで、考え違いをやらかしていないことを祈りながら、ウラ面の配線と半田付け作業の方も進めたいと思う。

ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿

【重要】 ただ今、過去の投稿分を含む全てのコメントが表示されなくなっています。
原因を調査中ですので、不具合解消までご不便をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします m(__)m
------------------------------
記事の内容に無関係なコメント投稿はご遠慮下さい m(__)m
※「コメントの記入者:」欄で、「名前/URL」を選択すると、ペンネームのみで投稿いただけます。
※HTMLタグ(一部除く)、絵文字、テキストの装飾は使用できません。
※現時点で iPhoneからのコメント投稿ができない制限が判明しています。 ご不便をおかけしますが、何卒ご了承下さい m(__)m