前回12月04日の記事で基板への部品実装と動作確認までをご紹介させてもらったのだが、タイミング悪く電動ドリルが再起不能になり、年末のヤボ用にも振り回されて何だかんだと遅れ気味のスケジュールになってしまった。 何とかヤボ用の方も一段落したんで、今のうちにケース加工を済ませておきたいと思う。
ちなみに、こちらが前回ご紹介させてもらった部品実装済みの基板(再掲)。 下側に写っている緑色のアルトイズ缶を早速加工してみたいと思う。
キットを購入した際のドキュメントを見ると、一通りの加工方法が案内されているのと、穴あけのガイドに使うための型紙が同梱されている。 薄手のブリキ缶にちゃんとした穴を開けるのは自分的には結構難しいと思うんで、まぁ試行錯誤が必要なんだろうけど、まずは型紙を当てて作業開始と行きましょ~かね
カットした型紙を缶ケースに貼り付けたところ。 ここまでは楽勝だな
次は、ドリルで穴を開ける際の位置決め用にポンチを打つ・・・ と。
缶のエッジが内側に丸められているので、単純に木材を当ててポンチを打とうとしても段差ができてしまうのがイマイチですな。 とりあえずエッジの当たる場所を少しカッターで削って、段差ができないように配慮してみた。
それでも 0.5mm程度のズレができてしまうのは、私の根性が足りないせいですな(笑)
続いては、穴開け。 私はボール盤ではなく手持ちの電動ドリルを使うんで、経験上薄手のブリキ缶への大穴は無理と判断、定石に従って小さな穴を掘りつつ誤差を補正。 最終的にリーマーを使って目的のサイズに仕上げようと思う。
ポンチを打った後は型紙を剥がすというのがノーマルなやり方かも知れないが、今回は途中で誤差を補正して仕上がりサイズの目安を付けるため、最後まで型紙を貼ったまま作業を進めて行くことにする。
まずは 2φのドリルでサクッと穴開け。 センターとのズレがあるようなら、細手の丸ヤスリで楕円に削って補正しておく。 そして、次は 4φのドリルで穴を拡げ、その後はリーマーで目的のサイズまで拡げて行く。 型紙がきちんと貼れていると、仕上がりサイズの確認やズレの補正にも使えるので、私はこの方法がお勧めだ。
穴のサイズが型紙通りになったら、現物をあてがって確認する・・・ と。
これは余談だが、音量調整用VRの軸はケースに挿入する際ナナメになるので、キツキツの状態ではNG。 ナナメにアプローチしてスムーズに通せるだけのクリアランスが必要なので、少し大きめにするか縦方向に楕円っぽく加工しておくと良いだろう。
穴の回りには当然ながらバリができるので、ちゃんと削り取ってやりましょ~ね
これもヤスリやカッターの刃先でというのが一般的だろうが、やっぱり専用工具でやるのが効率良ろしぃな~
ということで、バリ取りナイフがお勧めですゾ。 お持ちでない方は騙されたと思って(笑) 買ってみよう
穴あけの最後は、上蓋を閉めると音量調整用VRの軸を固定するためのワッシャーとナットに干渉するので、一部を削り取る作業が残っている。
今回は電動ドリルに丸砥石の刃先を付けてガリガリやってみたけど、ちょっと位置決めに難があるんで慣れていない方は注意が必要かも知れませんなぁ・・・。 私も今回テキトーに流していたら削り方が大きめになってしまったのと、いつの間にか擦りキズを作ってしまったんで、次からはもっと慎重にやりましょうというところか
はい、これにて完成~
そういえば、Nutube君のグリッド前段に追加する、J-FETによるソースフォロワのオプション基板が頒布開始されているようだが、とりあえず私は別の回路を試してみようと考えているんで、今は様子見にさせていただこうかと。
まぁ今後も何か発見があればレポートさせていただきたいと思う次第。
ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・
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