前回 6月08日の記事 で、NJM2360ADを使ってイマイチの結果だったテスト環境をアップデートしてみた。
本当は、今日あたり日本橋に出向いて適当なICを仕入れてこようかと考えていたのだが、シリコンハウス共立の在庫リストをWebで調べても、あまりまともな電源用ICは掲載されていないようだし、デジットに至っては新製品で入荷したごく一部のICしかWebには掲載されていないという状況なので、正直なところ「アテにならない」というのが実感ですな。
ということで、木曜日の夜に秋月で適当なICを見繕って発注したのが今朝届いたので、早速組み上げて試してみたのがこちら。
今回の主役は、リニアテクノロジー謹製 LT1172CN8君。
秋月での価格は 1個300円と、2個150円で購入できる NJM2360ADにくらべてかなり高いんだけど、ちょっと使ってみた感触ではイイ感じに使えそうに思う。
テスト環境の回路図はこんな感じ。
データシート中の応用回路例を見ると、コイルの値が50uHの指定になっており、電流の小さいLT1172には少し値が小さいかなと思って 100uHと220uHも波形を確認しながら試してみた。
結果から先に申し上げると、50uH(実際には47uH)で問題なく、100uHあたりが今回の負荷の場合は最適かな・・・ という感じがする。 220uHはスイッチングのデューティー比が目一杯になるので止めた方が良さそうだ。
定常時のコイルに流れる電流の最大値(抵抗を挿入してオシロで調査した値)を回路図中に記しておくので、コイルを選定する場合は、この約2倍を目安にして欲しい。
秋月電子に部品を注文すると、大抵色々と不要なモノまで買ってしまうのだが・・・ また次回にでもご紹介することにしますかね。
それでは、今日はこの辺で・・・
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