2010年6月27日日曜日

簡易地デジチューナー“DHV- T33R”応用法を探る (Part-4)

日に続いて、安価で仕入れたジャンクモニタ“F15W11”の分解を続けることにする。


によって、ケースの外側からは「ネジ止めされている箇所」が全く無いように見えるので、ツメでロックされていそうな場所を探りながら裸に剥いて行く。
最初は判りやすいはまり方をしていたウラ蓋から。

向かって左側にはシールド板を被った基板、右側にはUSB端子の装着された基板。 そしてケースの開口部奥に、もう一枚基板が見えている。
脚のところから伸びている信号ケーブルの先端は、4方向に分かれてそれぞれの基板へと接続されている。

ちなみにここから見えている基板は、どうやら“F15T51”に装着されていたモノと同じもののようだ。 細部での違いについては定かではないが、基板に記されている番号は同じだった。 詳細がご覧になりたい方は、先ほどのリンクを辿っていただければと思う。


ース前面は、まず下側のパネルを外さないといけないようだ。 ディスプレイ枠を固定するネジが1本隠れていて、LEDとスイッチがマウントされているサブ基板と共締めされている。

このパネルの正面部分には、例によってワイヤレスマウス/キーボード用と思われるアンテナが取り付けられている。


うやく液晶パネルの枠が現れた訳なのだが・・・
残念ながら、パネルを固定しているネジ4箇所を外して引っ張って見るが、なかなか外れようとしてくれない


ばし試行錯誤の後、何とか外れてくれたご本尊。
要は、鉄製のフレームから、内側にツメを押し当てる構造に作ってあるようで、引き出そうとしてもひっかかりが強いということだった。 結局のところ、細いマイナスドライバーでツメを戻しておいてやらないと外せない・・・ と。

はい、フレーム部分の奥側には、映像処理回路と思われる基板。 例によってシールド板を被せられている。


像処理回路基板はこんな感じ。 特徴的な部品が実装されているのが判る。

・TMDSレシーバ:SiI141CT80
・映像処理チップ:Sage Jag-D
・LVDSトランスミッタ:THine THC63LVDM83A


などなど。

ちなみに、この基板は“F15T51”のものとは似ているが、細部の造りは違っており、載っている部品もビミョーに異なっている。


うやくご本尊の液晶パネルとご対面~

型番は“NL12876BC26-21”、解像度1280×768、インターフェースはLVDS/1CHという比較的ノーマルな仕様のようだ。
データシートの方も何とかGetできたので、変なトラブルに見舞われなければ多分大丈夫なハズ

バックライトは4灯仕様で、インバータもパネルウラ面に実装済みだ。 黒い樹脂製のカバーが被せてあるが、剥がして詳細を確認するとTDK製の“CXA-0311”という型番が記されている。 こちらはデータシートに巡り会うことはできなかったが、映像処理基板側のコネクタは“F15T51”のときに調査済みなので、問題ないだろう。

さ、もう少しだ・・・

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