例によって、ケースの外側からは「ネジ止めされている箇所」が全く無いように見えるので、ツメでロックされていそうな場所を探りながら裸に剥いて行く。
最初は判りやすいはまり方をしていたウラ蓋から。
向かって左側にはシールド板を被った基板、右側にはUSB端子の装着された基板。 そしてケースの開口部奥に、もう一枚基板が見えている。
脚のところから伸びている信号ケーブルの先端は、4方向に分かれてそれぞれの基板へと接続されている。
ちなみにここから見えている基板は、どうやら“F15T51”に装着されていたモノと同じもののようだ。 細部での違いについては定かではないが、基板に記されている番号は同じだった。 詳細がご覧になりたい方は、先ほどのリンクを辿っていただければと思う。
ケース前面は、まず下側のパネルを外さないといけないようだ。 ディスプレイ枠を固定するネジが1本隠れていて、LEDとスイッチがマウントされているサブ基板と共締めされている。
このパネルの正面部分には、例によってワイヤレスマウス/キーボード用と思われるアンテナが取り付けられている。
ようやく液晶パネルの枠が現れた訳なのだが・・・
残念ながら、パネルを固定しているネジ4箇所を外して引っ張って見るが、なかなか外れようとしてくれない
![](https://2.bp.blogspot.com/-JGrh9z3eHas/VwEyaIpzCJI/AAAAAAAAArg/FMmeBy103gY4BuOCI82sDWvVQQf8Vmr0ACPcB/s15/113.gif)
しばし試行錯誤の後、何とか外れてくれたご本尊。
要は、鉄製のフレームから、内側にツメを押し当てる構造に作ってあるようで、引き出そうとしてもひっかかりが強いということだった。 結局のところ、細いマイナスドライバーでツメを戻しておいてやらないと外せない・・・ と。
はい、フレーム部分の奥側には、映像処理回路と思われる基板。 例によってシールド板を被せられている。
映像処理回路基板はこんな感じ。 特徴的な部品が実装されているのが判る。
・TMDSレシーバ:SiI141CT80
・映像処理チップ:Sage Jag-D
・LVDSトランスミッタ:THine THC63LVDM83A
などなど。
ちなみに、この基板は“F15T51”のものとは似ているが、細部の造りは違っており、載っている部品もビミョーに異なっている。
ようやくご本尊の液晶パネルとご対面~
![](https://1.bp.blogspot.com/-a1vEJpmsKC0/VwEyU15DnzI/AAAAAAAAAro/B-AAqBpiaZI580AroP98z56K88aPvo6jQCPcB/s15/00.gif)
型番は“NL12876BC26-21”、解像度1280×768、インターフェースはLVDS/1CHという比較的ノーマルな仕様のようだ。
データシートの方も何とかGetできたので、変なトラブルに見舞われなければ多分大丈夫なハズ
![](https://2.bp.blogspot.com/-nwEwYUkC8gE/VwEyhjFhxMI/AAAAAAAAArY/ASmYvou9zHo75CKNpO90KypNEq_vw0D9QCPcB/s15/19.gif)
バックライトは4灯仕様で、インバータもパネルウラ面に実装済みだ。 黒い樹脂製のカバーが被せてあるが、剥がして詳細を確認するとTDK製の“CXA-0311”という型番が記されている。 こちらはデータシートに巡り会うことはできなかったが、映像処理基板側のコネクタは“F15T51”のときに調査済みなので、問題ないだろう。
さ、もう少しだ・・・
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4rdtYSHX91MvsUbp5hLds5JtbOafJfEjQ8fnQ2z5s-B71F1dPjrl62z9NHfUJlbzF9OG4T2alw7PlG7wvDGbRSxo0XK_zl_h7Mxri1Yyd4X6EmZkLOLT3YkM5KmYy2B3cyTnBL5uXAx4x/s15/115.gif)
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