以前に秋月さんで仕入れた NECブランドの小信号用ラッチリレー EA2-5TNAG君、色々と実験の方もさせてもらってオーディオ用のセレクターなんかへの応用を考えていたのだが、いつの間にか売り切れてしまっていた。 一応同等品として使えそうな別のアイテム EE2-4.5TNUX-L君が秋月さんで販売されているのを見つけたんで、少量購入してみたというのがつい先日の話ですな。
で、現時点で売られているリレーのデータシートなんかを確認しつつ、そのまま置き換えができるかどうかと考えてみたのだが、おそらく電気的には問題なさそうな雰囲気だ。 コイルの定格電圧が 5Vではなく 4.5Vに変わるので、巻き線抵抗が少し低くなって動作電流も増えるのだが、そんなに目くじらを立てるほどのちがいではないように思う。 本当は電圧を少し下げる工夫が必要かもしれないけど、最悪そのままでも良いかというレベル。 それよりも外形面では “面実装品” になるので、そのままユニバーサル基板にマウントできなかったり、ブレッドボードに挿して気軽に試すことができないという制限がついて回るのが面倒かなというところだろう。
とりあえず秋月さんでもそんなに大量在庫されているようではないので、自分でも数量的にもうちょっと増備しておきたいとは思っているのだが・・・ ひとまず実験や製作で気軽にマウントできるレベルなのかという確認をやっつけてから増備の判断をするかと考えてみた次第。
早速違いについて検討してみましょうとのことで EA2-5TNAG君と EE2-4.5TNUX-L君を並べてみたところ
EE2-4.5TNUX-Lは幅がスリムになり、面実装品らしくリード線が基板のランドにそのままフィットしやすいよう外側に折り曲げられている様子が読み取れる。 幸いにも足のピッチは 2.54mmの倍数のようで、ユニバーサル基板に載せられないというところまでは行かないようだが、どんな感じで加工するかは工夫のしどころかも知れないな
まず最初にということで、ブレッドボード上に両者を並べてみた EA2-5TNAG君は短辺の足間隔が一般的な DIP ICと同じ 7.62mmですんなり挿入できたのだが、EE2-4.5TNUX-L君は 5.08mmのため 一列分足りず、やはりすんなり決まらないようだ。 最初に見たときは曲げてある足をまっすぐな状態に戻せばそのまま使えるかも、と思ったんだけどね
それでは、この曲げてある足をまっすぐ伸ばせばどんな感じなのかというのも確かめてみよう
とりあえずラジオペンチを出してきて、少しずつ曲げてある先端を起こしてまっすぐな状態にしてみたのだが、とりあえず問題なく加工はできそうな感触だ。 ありがちなトラブルとして、曲げてある部分の金属疲労で戻すと折れたりする危険性が考えられるんだけど、幸いにも 3個ほど試した段階では折れそうなヤワな個体は出なかったことを書き添えておこう
ひとまずユニバーサル基板にマウントするのはこのパターンで問題なさそうな雰囲気かな。 ちなみに、物理的にブレッドボード上に挿せるか試してみたものの、残念ながら足の長さが短くてちゃんと固定できないので “没” ですwa
最後はブレッドボード上に挿すためのアタッチメントを考えてみましょうと、簡単にできるレベルで検討してみることにした
ひとまず薄手の片面ユニバーサル基板を出してきて、どんな感じでランドに載せればブレッドボードに挿すための “細ピンヘッダー” と干渉せずに取り付けられるかを確認中、と
DIP ICと同じピッチでマウントするなら下の写真、1列分余裕を取るなら上の写真のパターンになるのだが・・・ やっぱりここは (少し加工はやりにくいけど) 下のパターンで頑張ってみましょうかね
ちなみにユニバーサル基板にマウントするときにもこのパターンは有効で、そのまま (ちょっと無理はあるけど) 片面基板のハンダ面、両面基板なら部品面にも加工なしでマウント可能。
ということで、秋月さんには追加注文をしつつ・・・ このアタッチメントをくっつけたヤツを 3~4個実験用に準備しておきますか
ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・
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