2018年12月26日水曜日

小信号用ラッチリレーで簡易型オーディオセレクターを作ってみる (Part-3)

秋月さんで仕入れた NECブランドの小信号用ラッチリレー EA2-5TNAG君を使っての簡易型セレクター作成計画。 前回から間が開いてしまったので、少しだけでも進めてみたいと思う。


い、こちらが前回 Part-2の実験環境をバラして組み直した 8回路版のセレクター
秋月電子で仕入れてきた本命のドライバー ICと、配線が楽になるように 3ステートバッファの入出力が上下方向で統一されているタイプのヤツも追加で買っておいたんで早速使わせてもらった次第
ついでに配線材も細手の色分けされたヤツに変えてみたんで、前回の実験環境と比較してもスッキリしたように感じますな




んな感じでタクトスイッチをテキトーに押してやると、前回同様パチンパチンと小気味よくリレーが動作して切り替わってくれる。 8回路に拡張されたんで、見た感じの雰囲気もエエ感じですな


ほども記させてもらった、ドライバー ICにつながる 3ステートバッファ。
前回 Part-2の実験環境では 74HC244を使っていたのだが、74HC541に変更。 IC自体の入出力の向きが統一されたことで、配線がものすごくスッキリして見通しが良くなった


レーの取り回しも、アップでどうぞ


いて、回路図もお出ししておきましょう~


後にドライバー ICの違いによって、内部での電圧ロスがどの程度になるのかを簡単に調べておきたいと思う。
上の写真はスイッチング素子が D-MOSの FETになった TBD62083APG を装着した状態でリレーのコイルをひとつドライブし、GND端子との間で発生する電圧降下を計測したところ。 流れる電流が約40mAで 60mV強の電圧降下なので、MOS FETの ON抵抗で換算すると 1.5Ω程度になる。 データシート記載の標準値が 2Ωとのことなので、まぁまぁ優秀な結果というところ。


ちらはスイッチング素子が従来型バイポーラトランジスタのダーリントン接続になった TD62083APG を装着したところ。 桁が違うという感じがするのだが、フツーのトランジスタをダーリントン接続するとどうしてもこれ位のロスが発生するんで、もしロスが許容できない場合は加える電圧に下駄を履かせておくとかの配慮も必要だ。
今回のリレードライブという用途に関しては、0.7~0.8Vのロスがあっても特段問題はないので、もし D-MOSの TBD62083APG が入手できない場合は従来型バイポーラな TD62083APG で代用しても大丈夫だ。


ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・

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