持ち帰った直後にハコを開けて写真を撮ろうと本体をプチプチ袋から取り出そうとしたんだけど、本体樹脂製ケースの表面加工が激しく変質、袋と癒着して “ねちょねちょ” になっていた辺りから雲行きが怪しくなってくる、と。 今回はハズレを引いたかな・・・ と思いながらも、どうせ本体のテストが終わったら分解して樹脂製ケースは廃棄するつもりだったんで袋から出さずに放置していたのだが (苦笑;
いやはや、前回の記事を大体書き終えたタイミングで「そろそろ動作確認やっつけて分解するか」と考えて火を入れてみたところで、何となく今までの個体と動作が違うところに気がついた次第。
- 電源を入れた際、異常を示す赤ランプ点灯から 2~3秒で緑色ランプに移行する
- 電源を入れた直後、内部がヒートアップしていない状況でもファンが回転している
まずはケース外側から判断できるレベルの相違があるかを確認
以前に購入した個体の写真と比較してもらうと、背面に貼ってあるラベルの表記で出力電源のところがコチラは “AC100V 50Hz” となっているのだが、以前購入の個体では “AC100V 50Hz/60Hz” となっている。 後はケース表面加工の変質度合いか (苦笑;
添付されている取説の表記も “AC100V 50Hz” となっているので、ケースの劣化具合も加味するとどうやら今回買った個体が古いバージョンだったと考えるのが自然なところだろう。
ということで、(この時点で自分自身のやる気が萎えてきているのが否定できないんだけど) 少し内部を調べてみようかと思う
最初は基板の部品面から
いやはや、ざっと見渡しただけでも見た目が以前購入したものとは全く異なる別物であるというのは間違いないようだ。 制御回路が一次側と二次側で分かれて別モジュールになっているという点は共通なんだけど、そのモジュールの外形からして大きく異なっており、載っている回路は推して知るべし。 二次側に搭載されている Power MOS FETはこれまで面実装品ばっかり見てきたのが TO-220の大きなヤツ。 整流用 FRDもリード線タイプ。 それと、何となくトランスが斜めになって浮いているような・・・
続いては基板のハンダ面を見てみると・・・ あぁ、いらんもんを見てしまったというのが正直なところか トランスが浮いているのは、端子がピンで出て基板に固定されているのではなく、巻き線にチューブを被せた状態でそのまんま基板に配線されてますがな
その他の部分を見てみるも、部品のマウント状況があまりにもアレなので、自分的にもそのまま使いたくないというのが正直なところかも。 高電圧がかかるところの処理があまりにもぞんざいだし、発熱部品に電解コンが密着状態なのを、ファンを常時回転させればそれで良しとするのは納得しがたいというのも強く思う次第
あと、回路的な面で少し補足しておくと、これまでの個体は一次側と二次側が一応絶縁されていたのだが、どうやら今回の個体はトランスの補助電源系統巻き線がないようで、二次側制御回路の電源が、一次側と共通 (つまり GNDも共通) になっているというのが判明している。 つまり AC出力自体はプラグのどちらもホット側だ (爆;
この DC/ACインバータを実際にクルマで使う場合、出力につないだ機器の GNDがAC電源の片側につながっている、いわゆるトランスレス機器みたいなものを接続してしまうと怖いかも・・・ というところか
さてさて、今回イマイチな個体を引いてしまったところでこのプロジェクトを今後どうするかというところだが、まぁ自分的に 980円の個体がひとつハズレだったというのはまだ許容範囲内ではあるのだが、これが 2つ、3つと続くとぶん投げたくなるというのも思うところ。 そういう意味では、しばらく冷却期間をおいてもう 1台買ったときに “何が出るか” が大いに興味ありますなぁ、としておきますか
ということで、今回はひとまずこの辺で・・・ かな
0 件のコメント:
コメントを投稿
【重要】 ただ今、過去の投稿分を含む全てのコメントが表示されなくなっています。
原因を調査中ですので、不具合解消までご不便をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします m(__)m
------------------------------
記事の内容に無関係なコメント投稿はご遠慮下さい m(__)m
※「コメントの記入者:」欄で、「名前/URL」を選択すると、ペンネームのみで投稿いただけます。
※HTMLタグ(一部除く)、絵文字、テキストの装飾は使用できません。
※現時点で iPhoneからのコメント投稿ができない制限が判明しています。 ご不便をおかけしますが、何卒ご了承下さい m(__)m