この記事の元ネタは “千石電商特売品の車載用DC/ACインバータを分解してみる・・・” というタイトルで記させてもらっていたのだが、やはり目的としては 真空管アンプの電源にしたいよね ということなので、新しく追加する分からはそろそろタイトルも変えておこうかと(笑)
ということで、前回の記事では AC出力を色々な方法で整流して高圧電源に仕立て上げる場合のバリエーションを 3通りほど試した結果を報告させてもらったんだけど、しばらく考えている間にちょいとひらめきを感じたんで、追加の実験をやってみた次第。
上の写真は、実験用機材に使っていたヤツをばらしてしまったんで、もう 1台おろして分解してみたところ (再掲)。
以前に調査した回路図を再度再掲 しておくが、二次側のブリッジ整流された直後のところから GND(黒)、V+(赤)、それに ACコンセントを外したところから VAC1(黄)、VAC2(白)のリード線を引き出してある
さて、以前から何回か同様なことを記させてもらったのだが、本来のAC出力となるコンセントのあるところ VAC1とVAC2の間で倍電圧整流して出力を取り出そうとすると、GNDを浮かせて使う必要があるので一工夫必要というネタについて考えていたのだが、ある日この件でピピンと来てしまいまして・・・ 早速実験スタートですな
上の写真は、まず基本形を試してみましょうということで、VAC1とVAC2の間で倍電圧整流してみたところ。 当初の目論み通り、AC出力を作っているフルブリッジ回路に供給されている電源電圧の約2倍の出力が得られている。
ここで、出力側の電解コンのマイナス端子が VAC1かVAC2のどちらかに接続されることになるのでこのままだと 危なくて使用できないね となるのだが、さらにAC出力の半分が電解コンのマイナス端子とプラス端子に等しく重畳されていると考えてみれば、もう 1本ダイオードを足してやれば 3倍圧整流回路になるのでは、ということですな
はい、結果はご覧の通り
いきなり 400V弱の電圧が出たんでちょっと拍子抜けしてしまったんだけど、要はこれで正常動作しているということですな
ちなみに、使っている電解コンの耐圧が 400V品なので、実験用電源の出力を少し絞ってあんまりギリギリの電圧が出ないよう配慮してみた次第。
とりあえず今日のところはここまでにしようと思うのだが、次回あたりから本組みを意識してきちんと定数の決定もしながら試してみましょうかね。
ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・
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