先日衝動買いに近いカタチで購入した新しいハンダ吸い取り機 Goot TP-100が我が家の工作要員として加わってくれたため、老化が進んで体力の衰え激しい古参 HOZAN H-89君には引退してもらうことにした。
実際のところ、この筐体そのままの状態で捨てるなら、ギリギリ不燃ゴミとなりそうな予感がするので、まずは分解してバラバラにし、写真を撮ったあとで 小さな部位毎に新聞紙にでも包んで捨ててやろうと思う。 もちろん、良い子はこんなことしてはイケマセンぞ
最初のステップとしては、とりあえず上面カバーの取り外し。
後部には、かなり大きめのモーターとポンプが一体化したユニットが鎮座している。 こんなのが入っているんだから、そら重たいハズだわ
各パーツはパネル裏側上部に取り付けてあるラグ板を経由して配線されているようで、その接続はハンダ付けではなく、平型端子が使われている。 メンテナンス性に関してはイイ感じなのだが・・・
前面パネルそのものを取り外してみた。
ネジを緩めれば取り外せるように考慮されているのだが、大きな部品がパネルにぎっしり取り付けられているので、かなり窮屈な配置に感じる。
続いて、前面パネルに取り付けられていた部品を全て取り外す。
電源スイッチ、ヒューズホルダー、コネクタなどのほか、エアーゲージやポンプ逆転スイッチまで装着してある。 ハンダを吸い込んだあとこの逆転スイッチを操作すると、ほかほかのハンダを吐き出させることもできるのだ。 人間(もちろん他の動物も)がコレの攻撃を喰らったら大変なことになるな
次は、ケース本体側に残った モーター&ポンプユニット。
かなりデカイモーターと、境目は判りにくいけど小さそうに見えるポンプのペア
モーターから出るリード線のひとつには、進相コンデンサが取り付けてある。
せっかくなので、ポンプのフタも外してみた。
ほぅ、こんな風になっているのね
偏心した円形の空間にはモーターから伸びる回転軸があり、ハネが4本差し込んである。 コイツらは軽く動くことができるので、遠心力で外壁に押しつけられる・・・ と。 その動きが空気をかき出して低気圧状態を作り出してくれるという訳だな。
経年変化でパワーがなくなるということは、このハネが摩耗して圧縮漏れを起こしている可能性があるのかも知れない。 ま、もう修理しようという気はないのでどうでも良いことだが
最後は ヒーター&ノズル部分。
太いリード線とホースが結構邪魔かも。 それに、持ち手の樹脂部分がバキバキになって苦しい状態だ。 あと、よ~く見ると、ヒーターが簡単に交換できるようにソケットが使ってあったり、メンテナンス性に関する配慮はしてあるっぽいが・・・ はい、長らくのおつとめご苦労様でした
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