2009年11月15日日曜日

シリコンハウス特売品16セグLED“KA2311-42B-UR91”点灯試験

日大阪日本橋徘徊中、シリコンハウスでゲットした特売品16セグメントLED“KA2311-42B-UR91”の点灯試験をやってみた。
ちなみに、購入当日のレポートはこちらを参照して欲しい。

足のピッチは、幸いにも縦横何れも2.54mmの倍数で統一されているようなので、ブレッドボードにサクッと差し込み、早速適当な電源と抵抗で味付けして試食してみることにした。


果の方はこんな感じ。
とりあえず、「*」「W」「X」の3文字を表示させてみたつもりだが、いかがだろうか。 ANK文字のうち、数字とアルファベット大文字、記号の半分強位までは比較的すんなりと表示できそうに思う。 アルファベットの小文字まで表示しようとすれば相当悩まなければならないのだろうが、大文字だけで済むようなら、この独特なフォントは見ていてもけっこう楽しい雰囲気を醸し出してくれそうだ。

さて、このLEDの型番 KA2311...をキーワードにサーチしてみたのだが、残念ながら有効な情報に巡り会うことはできなかった。 LEDTechというメーカーは存在し、Webページも開設されているのだが、残念ながらデータシートは未掲載のようだ。 そういう意味では購入した時にもらった半ペラ唯一の資料になるので、それを見ながら内容を検討してみよう。

の資料記載の Internal Circuit Diagramを参照してみると、アノードコモンに接続されている各セグメント毎に結線状況が異なることが読み取れる。
要は、セグメントの長さというか大きさが異なるので、内部に入っているLEDの素子数が違うのだ。
たとえば、縦と斜めのセグメントはサイズが大きいのでLEDが4素子2個直列にされたものがさらに2系統並列になっている。 横のセグメントは分割されているためサイズは小さく、LEDは2素子。 単に2個直列になっているだけだ。 さらにDP(小数点)は、LEDが1素子だけとなっている。
つまり、LEDの素子数に応じて流す電流を変えてやらなければいけないのと、DPは直列になっていないので、Vfの値も考慮してやる必要がある。

今回のテストでは、LEDが1素子のDPで Vf≒1.79V前後、2素子直列のセグメントでは Vf≒3.57~3.58V前後の実測値が得られた。 今回は5Vの電源に対してアノードを「+」に直結、各カソード側 DPは2.2KΩ、横のセグメントは 1KΩ、縦と斜めのセグメントは 560Ωを通して「-」に接続している。 この条件で、電流値の方はそれぞれのLEDに対して1.4~1.5mA程度流れる計算になる。

電流値は控えめなのだが、室内で使うならこれでも十分な明るさだろうと思う。 最もこれはスタティック点灯なので、マイコンに接続して応用する際はダイナミック点灯にするのが適当だ。 電流値も時分割にする桁数分掛け算してやることが必要になるだろう。

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