2020年4月30日木曜日

Nutubeミント缶ヘッドフォンアンプの基板を組み立ててみる・・・ (Part-5:完)

のシリーズも、本来想定された内容の通りに基板に部品をマウントして組み立てるだけならそんなに手間はかからないはずだったものの、余計な改良ネタを突っ込んだおかげで長期化してしまった。 幸い、前回 Part-4.5 で電源に起因するノイズの方も根治できたんで、最後はケースに入れて常用できるようにしておきたいと思う次第。


によって、最初は完成形の写真を貼っておきましょ~ かね
ということで早速ケースの加工やっつけて・・・ となるんだけど、この基板の想定内容としては、ミント缶の底に基板を固定するためのネジ穴と、電池を取り外すために (裏側から指で押し出す) 大きめな丸穴を開けることになっている。

皆さんご存じの通りミント缶は薄手のブリキで作られているんで、アルミのシャーシーを加工するよりもやりにくいというのが実際のところ。 穴を開けるとどうしても汚くなってしまうし、電池を押し出すための丸穴を下手に扱うと エッジで手を切ってしまう ことにもつながりかねないので、自分的にはこれがイマイチ気が進まなかったところかな
なので、色々考えてこの Part-5では基板のマウントに “サブシャーシーを入れてみたらどうなる?” というところから改良ネタを入れてしまった話をご紹介しておこうかと。 但し、コレもミント缶に穴を開けることが気にならない方には無用な作業であるというのも承知の通り。 少し試行錯誤してみたものの、手間の割に効果は限定的かもしれないので、まぁこの辺りは作る人自身が納得してさえいればそれで OKなレベルかと。 はい


回 Part-5の最初は、追加することにしたサブシャーシー (要は中敷きですな:笑) の加工からね。 1mm厚のアルミ板をカットして、ミント缶の中に敷物として収まる部分と、垂直に曲げて缶のサイドで突っ張ってくれる部分に加工していきたいと思う。



んな感じで余白を切り取ってやり、カタチを整えておく。 向かって上側は缶のサイドで突っ張る部分、左側は音量調節用 VRの軸を固定しつつ、サブシャーシーと缶を固定する機構も兼ねている。



ブシャーシーを曲げて、試しに缶の中にセットしてみたところ
向かって上下方向は比較的きっちりなサイズなので、缶にセットするとエッジの丸めてある部分に嵌まってロックされるという感じで、これだけで抜け止めになる。 外したい時は、ピンセットや精密ドライバーをスキマに入れて浮かせてやれば OKね。 左右方向はサイズ的に余裕は取ってあるのだが、この状態で向かって右側に寄せて VRの軸をナットで締めてやれば、先ほどと同様にエッジに突っ張って固定されるという寸法だ


板の固定用に購入した 2mm径のスリムヘッド平アタマなネジ。 何とアタマの部分の厚みが 0.5mmしかないということで、一般的な皿ネジよりも使い出がありそうな気がしますな。 最もステンレス素材の高級品 (?!) のため 7個入りパックが税別 379円と、とんでもない値段なんだけど・・・ ま、今回くらいは良いか



んな感じで追加の加工を施してやり、基板の穴に合わせてネジをセッティングする、と。
スペーサー代わりに、ワッシャーとナット (これは一般用の真鍮製ね) で固定してやり、基板との間に 2mmほどクリアランスを確保しておく。 先ほどの平アタマなネジのアタマが隠れるように、アルミ板の土台裏側には座繰りを入れておいた。
あ、そうそう。 基板のウラ面に部品の足が長いヤツが残っているとよろしくないので、今のうちに確認して長すぎるのは切り詰めて半田付けをやり直す等、サブシャーシーにつっかえないようにしておこう。


繰り部分をアップで見るとこんな感じですな・・・



工の終わったサブシャーシーをミント缶にセット、そしてクリアファイルをカットして作成した絶縁用シートを挟んで、と。


成した基板もこんな感じでセットして、先ほどのネジを六角スペーサーで上側から受けて軽く締めておく。
ちなみに、電池の金具は締め付けがキツキツ過ぎて外すのに難儀するため、色々試したあげくに直列になっている中間点のホールド部分を片側根元から折り取ってやった。 それと電池のアタマに接する部分も缶の上部に接触しそうでウザいことこの上ない状態なので、余分をハンド二プラーで切り取っておいた次第。 電池をしっかりホールドできることがこの金具のウリだったと思うものの、過ぎたるは何とか・・・ なので、何事もほどほどにお願いしたいもんですwa


後は電池を入れての試運転もこんな感じで問題なしですな~ 
向かって下側の電池金具のホールド部分を折り取ってしまったんで少々接近しているように見えるが、これは直列になっている中間点なので仮に接触しても全く問題はない。 今後余裕ができたら、取り外しの便を図るためのサポートを兼ねたスペーサーでも挟んでみようかと考えているものの、まぁこれはそんなに優先度は上がらないかも



い、今回も少し長くなってしまったけど、無事に完成というところまで来れたんで、ひとまずこの辺で区切っておきたいと思う 

ではでは、ここまでのお付き合い Thanksでした~

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