2019年3月31日日曜日

車載用DC/ACインバータを真空管アンプ用電源にアレンジしてみる・・・ (Part-9.7)

回の記事 Part-9.6からしばらく時間が空いてしまったが、とりあえず進捗のあるところをご紹介しておきたいと思う。


い、こちらがシャーシーの上に組み付けられた現状の電源まわり
前回未完だった補助電源系統 3次巻線の整流回路を組み上げたのと、B電源系統の Power MOS FETを使ったフィルタ回路も別基板に組み立てている。


助電源系統に使うための 3次巻線は、前回のオシロを使った調査で 30Vpp強の矩形波が確認されていたのだが、今回はそれを SBDで正方向と負方向に半波整流、さらに少し高めの電圧も欲しいので正方向に倍電圧整流した系統も設けておいた
まずは SBDで正方向に半波整流した出力。 まぁこんな感じで正常値かな。 負方向もほぼ同一電圧だったんでこれも OKと


して、倍電圧整流した系統の出力電圧。 こちらも問題なしですな



助電源系統の回路を追加した基板のイメージはこんな感じ。 ちょっと密集してきたかな・・・。


は B電源系統。 入力電圧が 12.6Vの時、無負荷時の出力は 286Vほど出ていたので、フィルタを通った出力に負荷をぶら下げると何Vまで下がるかというのが気がかりだったのだが、フィルタのドロップ電圧を仮設定 (約10V強) の設定で 266Vと出た
フィルタ用素子としては、元々使う予定で手配していた TK10A60D が以前の検証でも好結果だったのでそのまま採用と相成った次第。 左右の回路を別系統に分けた状態で、それぞれの系統に各 5KΩのセメント抵抗を負荷としてぶら下げ、50mA強流れるようにして確認してみた。 この時点での出力電圧が 266Vということは、260~270Vをターゲットとしたいという当初の目標も問題なさそうな感触。 今は仮に 7.5Vのツェナーダイオード (実電圧 6.8V) をドロップ用として入れてあるので、本組みの際は適当な抵抗に入れ替えて調整することにしよう



B電源系統のフィルタ回路のイメージはこんな感じ
先ほども記した通り、ドロップ電圧設定用にツェナーダイオードを仮付けしてあるので、これは後日適当な抵抗に置き換える予定ね。

電源系統もだいぶカタチになってきたんで、ゴールも見えてきたという感じかな。 後は補助電源系統の整流出力にレギュレータを入れるのと、ヒーター電源の引き回し途中に簡単な LCフィルタがあれば OKというところ。 もぅちょい頑張ってみましょ~かね

ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・

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