前回の記事は Part-9.5と刻ませてもらったんだけど、実際に例の DC/ACインバータの主要部品だけ取り外して転用、別の基板で組み直す件も順調に進捗しているんで、もう少し実機投入する作業を続けてみようかと思う。 ということで、今回も採番は刻んで行きましょ(笑)
前回の続きということで、12BH7AパラPPアンプの後部に組み込み作業中の電源部分でごぜ~ます
最も背面に位置する 12V 100Wの電源ユニットには大きな変化はないのだが、二次側電源回路につながるケーブルを圧着して作成、手当てしてみた。 一次側の AC電源につながるケーブルは仮にプラグを付けただけの実験用ケーブルなんだけど、ひとまず動作確認はこの状態でやってみますかね
スイッチング電源の出力 12Vを再変換して B電源を生成する回路。 例の DC/ACインバータ基板の取り外し品と、それらに加えて新規追加したパーツ類をマウントした基板もメインな回路は配線を完了させておいた
基板上部から水色の配線が伸びているのは、トランスの三次巻き線から引き出したもの。 バイアスを安定化させるためのサーボなんかを後から追加したのだが、別系統で電源を供給してやる必要があったり、初段差動アンプのカソードを定電流で引いてやるための負電源なんかも必要なので、まずはこの三次巻き線を整流して必要な電圧が生成できるか確認しましょうというところか
動作確認の最初はスイッチング電源の出力電圧を確認すべく、ヒーター用 A電源の中継端子にテスターを接続して 12Vちょうどに調整・・・ と。
メインとなる B電源には Power MOS FETのフィルタを入れようと考えているので、本来の電圧よりも 10V~20V高めになることを期待しておきたいところ。 入力が 12Vちょうどのときに 272Vと出たので、以前の予備実験時の結果よりも少し高めになっているのだが、まぁ誤差の範囲かと。
B電圧の目標値は 260~270Vで要調整かと思っているので、入力電圧はもう少し上げないとね。 もし 12.6Vよりも高くしなければならないようなら、ヒーター用 A電源系統にはドロップ用の抵抗をあてがう等の検討も必要かな。
入力電圧を 12.6Vに調整してみたところ。 負荷をつないで電圧が下がらなければこのままで OKなんだけど、ちょっと微妙な感じかな。 とりあえず、B電源のフィルタと補助電源系統を作成してから微調整しましょ~
現時点の基板への部品マウント状況でございます~
最後は補助電源用に使う予定の三次巻き線から出てくる波形を確認・・・ で終わりかな
波形からは 30Vp-p強の矩形波が確認できるのと、テキトーな負荷抵抗をぶら下げてもほとんど電圧は落ちないようなので、とりあえずは問題なく使えそうな感触。 それぞれ正方向と負方向に半波整流するのと、倍電圧整流でちょい高めの電圧、の 3系統賄えるよう準備する算段でもしておきますかね
ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・
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