2016年1月8日金曜日

Aitendo's 1Chip FMラジオ製作の巻・・・ (Part-1)

年末にごそごそと Aitendo's電子工房で購入させてもらったアイテムの数々。 すでにUSBモバイルバッテリーキットに入っている基板を改造したりと、ぼちぼち応用させてもらっているのだが、“コレ良いかも”と購入していた 1Chip ICを使ったFMラジオを組んでみたんで、ささっとご報告しておこうかと思う。


ずはキットのパッケージを購入時の姿で再掲っ
ちなみに電池の種類にバリエーションがあって、単四×2、またはボタン電池から選べるのだが、基板やケースは共通なのでボタン電池にすると小型になるというワケでもない(笑) ということで、今回は実用性優先で単四電池の方で。


本尊のIC。 GS1299という SOP-16Pinの中華チップね
Aitendoさんの販売ページにはデータシートも掲載されているんだけど、残念ながら技術的な内容はほとんど書かれていないスカスカの内容だった。 まぁ中華メーカーに良くあるパターンですな(苦笑;


いては小物部品一式。 シンプルそのものという感じで、単に基板のシルク印刷通りにマウントするだけならすこぶる簡単だ。
主要部品と呼べるのかどうかは判らんけど、クロック源の 32.768KHzクリスタル。 何も印字されていない円筒形ののっぺらぼうさんが来ましたなぁ(笑) まぁちゃんと動くんならそれで良いんだけど。
電解コンの 100uFはヘッドフォン端子へのカップリング用。 ちょっと容量が少なめ&大陸製のヤツなので、手持ちの日本ブランド 470uFに増量しておくかな。 それと、24PFの指定になっているセラコン、どういう訳か 222と表示された 0.0022uFが該当するっぽい・・・。 インダクタも 100nH (ナノヘンリー) のはずが、カラーコードを見ると 100uH (マイクロヘンリー) 品が入ってるし(爆;
回路図を確認すると、この100nHと24PFで FM放送帯の周波数に共振するフィルタを構成しているっぽいので、デタラメな容量の部品でお茶を濁すのは完全にNG。 こういうところが Aitendoクォリティーって言われるところなんだよなぁ(汗; まぁ後から少し考えてみよう。


のために LCRメーターを出してきて調べてみるも、やっぱり 100uH (マイクロヘンリー) 品でございました・・・
222って印字されたセラコンも同様に試してみたけど・・・ やっぱり 0.0022uFだったので「コレ付けとけ」ということなのか?? 私だったら「付けない方がマシだ!」っていう選択するゾ・・・。


品チェックのレベルで色々問題が出ているというのはあるんだけど、致命傷にはならないだろうということで、とりあえず作り始めてみますかね・・・
最初は、SOPのICと、背の低い小物部品で「問題のないもの」


いては、ヘッドフォンジャックと、カップリング用電解コンね。
カップリング用の電解コンは、先ほども記させてもらった通り、ニッケミの 470uF 6.3V品(KMG)に差し替えておいた。 元の付属品を使うつもりの方も、背が高くなるのがうっとうしいと思われる場合は寝かせて取り付けるのがお勧めかな。


しボタンスイッチをささっと装着。 ここで一段落かな


のインダクタとコンデンサはそのまま付けると問題になりそうなので、とりあえずインダクタのみを基板の裏面にチョン付けして動作確認してみるの図
インダクタの配線(アンテナ入力)は、結果的にヘッドフォンジャックのコモン端子につながっていて、ヘッドフォンのリード線がアンテナになるように考えられている。 とりあえずテスト用にと、コモン端子とすぐ隣の 223のセラコンの足を利用して、インダクタと電池フォルダの仮配線をしてみたところ。
何だかんだと地元の放送局は受信できたんで、細かいことを言わないならこれでもOKというところか。 但しこの状態で放送が受信できているとき、例の222セラコンを基板上に挿入してみると・・・ やはりというか、感度がた落ちですがな まぁ当然の結果ではあるけど、千倍も値の違う部品 で共振回路作ったらあきまへんな
ではでは、とりあえず今日のところはこのあたりで区切っておきましょ~かね・・・

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