次なるテストはというと、やはり最近急速に入手性が良くなってきているリチウムイオン系バッテリーへの対応というところだろうか。 とりあえず実験レベルということで、簡単に試せるヤツをささっと料理してみたのでご紹介しておきたいと思う。
写真は、某 Aitendo's電子工房で購入したモバイルバッテリーキットの制御基板を取り出して実験に転用したもの。 基板裏面に装着してあったでかい USB-A給電用コネクタは、邪魔なので取っ払っておいた。
さてさて、これで実際に音は出ているのだが、今回転用したモバイルバッテリーキットの制御基板では、自分の好みに仕上がっていない点や、ちょっとした不具合も見えてきているので、解決すべく考えて行きたいと思う次第。
ちなみに、この制御基板に装着されているチップは MP3401AというSOP-8パッケージの中華チップなんだけど、用途の想定がモバイルバッテリーなんで、今回私が感じた点はやはりその想定用途との相違点に尽きると言っても過言ではない・・・ のかな。
私が感じた点をさらっと列挙させていただくと・・・
・DC/DCコンバータが二重に挿入される「ダブル・コンバータ」になる。
バッテリーから5V系への昇圧コンバータが放電制御を兼ねている。
私がヘッドフォンアンプに組み合わせるDC/DCは 2.7~5.5Vまで動作
するように設計したんで、昇圧コンバータは不要なんだけど・・・
放電制御回路のみの単独利用はできないっぽい。
・このIC特有のことなんだろうけど、充電電流が固定されている。
データシートによると、充電電流の標準値は 700mAとのことなので、
あまり小型のバッテリーと組み合わせることはよろしくないようだ。
某 Aitendoさんのページには、小型のバッテリーとFMラジオを元のケースに組み込んでしまう例
が載っていたんだけど、こういう応用は危険なので止めた方が良さそうだ(爆;
・電源スイッチ(負荷側) をONにしても、起動しないことがある。
負荷電流が 20mAを切る状態が続くとスタンバイ状態に移行する回路が
内蔵されているのだが、その回路がスタートアップできないことがある。
とりあえず、今日のところは実験のご報告ということで、ひとまずこのあたりで・・・
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