以前2月04日の記事で蛍光表示管“LD8113”君を10年ぶりに追加購入した話題を記させていただいた。 その際「これをイマ風のデバイスでスマートにまとめ直してやれば万々歳・・・」なんていう内容を書いたのもまだ記憶に新しかったりするんで、色々と考えをカタチにしようと実験なんぞをやってみた次第。
そういう意味では、真っ先に片付けたい課題は「ヒーター点火用電源」かも知れない。 10年前に作った周波数カウンタでは、5V電源をDuty20%前後のパルスで切り刻んでドライブし、その平均値をヒーター点火に見合ったパワーにする方法を使ったのだが、そのまま5V電源をスイッチングするだけではピークでは2A近い電流が流れるのと、蛍光表示管をダイナミック点灯させる際、できれば表示が消えているタマのグリッドに逆バイアスをかけておきたいという事情があるので、回路に手を入れるのであればぜひとも改良しておきたい項目でもある。
ということで本日の実験風景を一発
まだ完全に調整と確認が終わっていないんで、今日のところは実験環境の写真だけね・・・
ブレッドボード上の回路はこんな感じで。
定番の電源用ICを「なるべく簡単な回路で」とアタマをひねってみたんだけど、ちょっと変則的な方法で制御しているんで、他のセカンドソース品できちんと動くかはまだようわかりまへん(笑)。
ダイナミック点灯の過程で表示が消えているときにグリッドを逆バイアスにするには、カソード(=直熱型ヒーター)に正の適当なバイアスを与えるのがもっともお手軽な常套手段だろう。
ということで、今回はヒーターの片方を5V電源につないでしまい、もう片方を電流連続型DC/DCでGNDへ流す電流を制御するという方法を考えてみた。 パルスで直接ドライブするのではないのでヒーターの両端がGND電位になることはなく、最低でも4V弱の逆バイアスが保証される。
さて、ブレッドボードを見ていただくと回路は簡単なのがおわかりいただけると思うのだが、今回はヒーター電圧が低圧大電流なのを補うような回路にはなっていないので、DC/DC自体の変換効率はあまり期待しないように(笑)
しばらく動かしてみて問題なければ、回路図でも公開させてもらいましょうかね・・・
ではでは、ひとまずご報告ということで・・・
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