2022年9月4日日曜日

デジット特売品 LED照明用バラストを味見してみる・・・

日 8月28日の日曜日に電気街訪問の際、デジットさんで購入した LED照明用バラスト×2種類。 早速通電して味見でもさせてもらおうかと思う。
まずは下調べからということで、データシートが入手できるか確認。 購入したブツの銘板に記されている型番 “LAV50-24”、それに “LMC40-130-0R30” でグーグル先生に尋ねてみたところ、無事にこのシリーズが「全部入り」になっているカタログをゲットすることができた。

主要なスペックは銘板にも記されているのだが、念のためカタログの内容にも目を通しつつ確認と味見の算段。 “LAV50-24” の方は出力が 24Vの定電圧なので、汎用のスイッチング電源としても使えるかも。 “LMC40-130-0R30” は出力が 300mAの定電流かつ 44~130Vの範囲とのことなので、その辺りを意識しながら味見を進めて行きたいと思う (^^)

ずは扱いが簡単な定電圧出力の “LAV50-24” から動かしてみて、挙動の方も確認してみることにする。 とりあえず、こんな流れで行ってみるかな・・・

  • 一次側と二次側がちゃんと絶縁されているかの確認
  • 無負荷状態で AC100Vを加えてみて、出力が出るか、何Vかなどを確認
  • テキトーな抵抗をつないで、少し電流を流してみる
  • LEDユニットをつないで、そこそこな負荷をかけてみる
  • 改造や他用途への転用の可能性を探るため、開腹してざっと回路をみてみる?

話を戻そう。
まず、テスターでの絶縁確認は大丈夫っぽい感じですな。 最も基本的な項目なんだけど、ここがダメなら他用途への転用は難しくなる。 最も色々な安全規格のマークが記されているところを見ると、一次側と二次側が絶縁されていないというのは「あり得ない」んだけどね。 カタログでも具体的な絶縁耐圧は記されていないものの、絶縁がされている旨の記載はあったので、これはOKと。
次にAC100Vをつないで通電してみたところでは、無負荷で 24.4V。 330Ωのセメント抵抗をいくつかぶら下げてみた範囲では特段電圧変動もなかったんで、ここはテキトーに済ませて次のステップに行きたいと思う。

のステップとしては、実際に LEDユニットを接続して点灯試験をやってみたいよねということで、手持ちの LED達をざっと物色・・・ ひとまず昔々にシリコンハウス共立の特売品で購入して使っていなかったクルマ用と思われる LED基板を出してきたところ。

この LED基板は内部で 3素子の白色 LEDが直列接続されたものに、150Ωの抵抗がさらに直列接続されたものを 1個分として、それが 34個並列接続されて 1列にまとめられている。
1列分は 12Vの電源で点灯させるのがノーマルな使用法と思われ、その際の電流は 0.5A程度となることが判明しているので、今回はそれぞれ 2列分を直列に接続。 これで 24V電源に適用できるはずなので、それらを 3系統並列にして点灯させてみよう。 約1.5A程度の電流が流れるとすれば 72%の負荷になるはずですな。

結果はご覧の通り、特に電圧がドロップするとかの問題はないと思われる。 LEDの放熱を考慮していない状態なので 1分程度の点灯にとどめておいたが、とりあえずこんな感じで OKだろう

いては、出力が 300mAの定電流になった “LMC40-130-0R30” も試してみよう。
早速 AC100Vを接続、通電してみたんだけど・・・ 出力電圧は 124~132V程度の間を行ったり来たりで変動している感じですな。 スペックとしては 44~130Vの範囲なので、上限を超えそうになったところでリミッターがかかって間欠駆動になっているっぽい感じかな。

荷抵抗をつないで電流を流してみましょ~ということで、大きめなセメント抵抗を出してきたところ。 ひとまず 1KΩ 20Wの抵抗を 3本並列接続して試してみると、99.4Vと出たんでほぼ計算通りですかね。 蛇足ではあるけど、この状態で抵抗1本あたり 10Wの電力を消費している状態なので長時間の通電はNGですゾ

ちらも LEDユニットを接続して点灯させてみようということで、1列あたり12Vで点灯するものを全て直列にまとめて接続してみたところ。 本来12Vかけると 0.5A程度流れるところに 0.3Aの定電流駆動とするのでやや低い電圧となるはず。 実際には6列直列で 62.3Vと出た。 先ほどの 2列毎に並列で 24V定電圧点灯させたときよりも少し暗くなった感じはするものの、これでも十分明るいかな

はい、ここまで試したところでちょいと「妄想」を膨らませてみると・・・

  • 24V定電圧の “LAV50-24” はこのまま 24Vのスイッチング電源として使うのもOKっぽいけど、リップル等が多いかも知れないので注意して使う方が良いかな。
  • 300mA定電流の “LMC40-130-0R30” は電流値の調整ができる方が使いやすいかな。
    カタログにはオプションで明るさ調整端子付きのものも掲載されているので、改造で後付けできると嬉しいかも。
    現時点でも130V程度まで出力できるんで、もう少し電圧Upの方法がないか内部の回路を少し見てみたいかも。

ということで、ちょいと失礼して開腹確認の方も進めてみませぅ

速開腹確認させてもらったんだけど・・・ う~ん、何ですかコレは
IP66の規格を満たすためにか、樹脂で充填すると来ましたか

「戦意喪失!」

続編は期待しないでね・・・ 

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