年代物のマイラーコンに戦力外通告を言い渡して世代交代させましょ～ (笑)

最近のデジットさんの特売品で、キンピの抵抗やフィルムコンを何種類か購入させてもらったのはまだ記憶に新しい。　フィルムコンはできるだけ自分の手持ち在庫とはかぶらないように配慮していたつもりではあるものの、つい先日10月30日にはたんまり在庫のある 0.0022uFの比較的世代の新しい小型マイラーコンが 200個袋入りで 200円という安価で販売されているのを見てしまい、ついに「入れ替えるか」という目的を持って購入してしまいまして・・・

ちなみに小容量のコンデンサが入っている部品整理箱をご紹介しておくと、こんな感じですかね。　向かって左側から、0.001uF、0.0022uF、0.0033uF、0.01uF。　緑色のマイラーコンがたくさん入っているのが判るかと思うが、何れも私が10代後半のまだ学生時代にアルバイトしていた工場で余剰品をもらい受けたモノだ。　これは余談だが、その当時はトランジスタや抵抗なんかも含めて結構部品整理箱が充実してくれた記憶がありますな

早速、入れ替え対象になる 0.0022uFのマイラーコンを抜き出してみたところ。　ちゃんと数えてはいないけど、おそらく 300個位はありそうだな・・・。

ブツは NISSEIブランドのマイラーコンなんだけど、2種類あるうちの向かって左側は 222J、右側は単に 222と表示されている様子が読み取れる。

コレの使用用途はカセットテープ式カーステレオなので、調達時の指定は誤差が Mグレード (±20％) になる。　確かコレが使われていたのは、再生ヘッドに並列に接続して高域 7～8KHzをピーキングして持ち上げるのが目的だったはず。　自分の感覚としては少しどぎつい音になるんで「値が大きすぎ」の印象があったんだけど、まぁ今となってはどうでも良いことか(笑)。　最初に一袋もらい受けたあとで、基板に部品を手入れしていたおばちゃんのところに 222Jマーキングのが置いてあるのを見付けて、密かに目を付けていたというのが正直なところなのだが、実はコレにはウラがありまして・・・。
何日か後にそれの「元袋」を見たところ、「J表示M品」というペラ紙が入れられていたという顛末。　誤差が Jグレードならば本来は±5％になるのだが、ひと言で表現するなら、検査落ちの誤差の大きいヤツが含まれている「規格外品」ということになりますな。

実は私自身が自分用に LCRメーターを購入したのは比較的最近のこと。　±20％のものしか手元にないときにマジメな用途で使いたいときは、現物を当たって選別しましょうとなりますな。　で、何かのついででこの 0.0022uFもいくつか測定してみたんだけど、222Jマーキングのヤツは意外と成績が良くないのが判ってしまいまして・・・　「±5％を超える誤差のモノも含まれている」程度に長い間思っていたのは間違いで、実は±5％以内の良品は選別作業で取り除かれて、検査落ちのモノのみが袋詰めされていたというのが顛末のようですwa

上の写真は、222Jマーキングのを無作為に測定した 1本。　15％強の誤差なのでちょっと大きめかなという感じですな。

続いて 222マーキングのヤツも同様に測定してみたんだけど、こっちは数本測定してみたところで結構誤差の少ないのが出てくれたので、最初からこっちを当たっているのが正解のようですな。

ま、どっちにしても現時点で「戦力外通告」の対象なんで、どうでも良いことなんだけどね・・・　はい

最後はおNewなイマドキのマイラーコンも念のために測定・・・　と、こちらも公称誤差は±10％なのでマジメな用途には選別要るかなという感じに思うんだけど、そこそこ誤差の少ないのはある感じですな。

ということで、部品整理箱の中身をおNewなヤツに入れ替えたところで、今日のところはひとまずこの辺で・・・　としておきますかね