ブツが送られてきた当時の写真を再掲しておくと、とりあえずこんな感じですな
基板の向かって左下には USB Mini-Bコネクタ。 同じく右サイドには Micro SDカードコネクタと3.5φヘッドフォンジャックが装着されている。 ご本尊のチップは基板の中央やや下側に見える SOP 16PinのIC一つだけという、ある意味素晴らしい構成のシステムという感じがする。 型番の方はというと、AB1244H7G012と一応記されてはいるが、やはりというかデータシートの類には巡り会える気配すらなさそうな雰囲気だ。 ちなみに、そのスグ横にもう一つ見える 8PinのチップはシリアルEEPROMの 24C02なので、あくまで補助的な記憶場所という位置付けだ。
以前にも記させてもらったが、今更MP3プレーヤーというのも、何というかアドバンテージが感じられないので、ここはやはり非圧縮のWAVファイルを再生できる環境として見て行きたいと思う次第。
まずは手持ちのMicro SDカードに16GB品があったので、テストはこのカードを使って行ってみることにする。 クラス10のカードが必要かというと絶対そんなことはないというレベルではあるけど、まぁここは有りモノの活用ということで(笑)
まずはMicro SDカードを挿入。 ヘッドフォン、USBケーブルを接続して、おもむろにPCへ。
何か、結構たくさんなデバイスがインストールされて賑やかな一瞬が過ぎ去ったような
結局のところ、Micro SDカードがストレージとして認識される以外にサウンドデバイスも湧いて出て、こちらは Windowsのサウンドが接続したヘッドフォンから再生されるといった感じ。 HIDデバイスも出てきたような感じがするが、これはどこに行った(笑)
この時点で感じたのは、とりあえずこんな感じ・・・
・音がキンキンして、聞くに堪えない。
・このMP3プレーヤー経由でMicro SDカードにデータをコピーしようとすると、やたら遅い(^^;
・USBデバイスとして動作している間は、MP3プレーヤーとしては機能しない。
最初はやっぱりこのキンキンして聞くに堪えない音を何とかしようということで、チップとヘッドフォンジャックの間に入れられているカップリングコンデンサの容量チェックをやっつけてみることにする。
Aitendoさんからダウンロードさせてもらった回路図上では 10uFとなっているものの、そこは忌まわしき積層セラミックなもんで、その容量は測定環境によって大幅に変化する(笑) 某秋月さんのFAQにも登場する位だから、LCRメーターで測定して誤差が大きいからとびっくりして「不良品ではないですか?」と問い合わせる輩は少なくないのだろうと思う次第。
そもそも高誘電率の積セラなんてそういうモノなので、精密な用途に使ってはいけないというのは周知の事実だったりする。 加える電圧によって容量が変化するというのも事実なので、オーディオ用のカップリングコンデンサとして使うと歪み成分もたっぷりと追加してくれることになるんで「もってのほか」なんだけどネ・・・
話を戻そう。 とりあえずの測定結果は6.8uFほどと出たのだが、どちらにしてもこの容量でヘッドフォンをドライブするのは無理があるので、とりあえず大きなコンデンサをパラって様子を見ることにしようと思う。
手持ちの部品箱から適当な電解コンデンサを出してきたところ。
以前、ビデオ信号の結合用に買ったモノだったと記憶しているが、6.3V耐圧の 470uFがあったので、とりあえずこれをパラっておく。
コイツを部品面に付けてしまうとフリスクのケースに詰め込むのは苦しくなるんだけど、とりあえずまた別途考えよう(爆;
そして、この次のステップに進もうと、USBチャージャーを接続しての単独起動を試みているところで、ちょっとしたトラブル(苦笑;
演奏が始まったところですぐ途切れてしまい、それが繰り返し断続状態で演奏されてしまうと・・・
USBチャージャーやケーブルを別のものに交換しても改善しなかったんで、一瞬ぶん投げてやろうかとも思ったけど、ちょっとひらめいて別の電源から 5Vのみを加えてみたところ、あっさりと改善。 ひょっとして、USBの信号線が接続されていると変な挙動をしやがるのか?!
ふぅ、結構疲れますなぁ
はい、結局はこんな感じで
とりあえず音質的には、これで相当ましにはなったような気がする次第
但し、この状態で聞き込んでいると、やっぱりちょっと歪みっぽいような印象が残るというか、もう少し頑張って欲しいところかな。
というか、電源再投入で曲の再生位置は記憶されているのに、音量設定を変更したのが初期化されてしまうのはいただけませんなぁ・・・。
というところで、次回は・・・ 何か発見があれば続編を公開させていただくということで
ではでは、ひとまず今日はこの辺で・・・
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