ということで、今回は第二部として別のICを取り上げてみたいと思う次第。 と言いながらも結果を先に申し上げるなら、実はこのICも本来の用途以外の使い方になってしまうので、外付け部品が多めになってしまったという及第点に届いているとは言いにくい状態なので、ひょっとしたらもう一つ用意しているネタがベストな選択・・・ ということになるかも。
それでは、今回第二部のネタとして用意したICに登場してもらうことに・・・ Aitendo's電子工房で購入させてもらった PT1301君。 実は相当昔に購入したものの、使う機会がなく死蔵していた状態だったというワケでしてね(笑)
購入履歴を確認してみたら、何と2010年02月だってさ・・・
ちょっと前置きが長くなったので、とりあえずブレッドボードに仮組みしてみた状態でもご覧いただくかな。
やはり部品はそれなりに多め・・・ ですなぁ。
このPT1301君、本来は電池1~2本から 3.3Vや5Vを生成するためのもののようなんだけど、電流がたくさん必要なときや高い電圧が欲しいときなど、外部にその用途に応じたFETを接続するための拡張端子を備えている。 実はその柔軟性のために、6本もピンが生えていたりするワケで(笑)。 すでにご存知の通り、このテの用途に特化した HT7750A君は端子が 3本しかないという割り切りもされている訳なので、拡張端子の使い勝手が万一良くなければそれは「イマイチなIC」ということになる。
ちなみにこの実験環境の状態で、入力4.5Vに対して出力は約16.5V。 330Ωの負荷抵抗を接続して 50mA前後の電流で運転中。
ちなみにパワーの方は十分という感触で、330Ωの抵抗をもう一つパラっても出力電圧はびくともしない状態だ。
とりあえず、仮の回路図はこんな感じで。
まだ完成形ではないので各パーツに値は入れていないが、まぁこんなもんだと思って見ていただければと思う。
ちなみにこの回路、PT1301のVDDの取り方にちょっとした注意点があるようで、スタートアップ時の過渡状態で FB端子に VDDを超える電圧が加わるようなタイミングが存在すると制御不能に陥る場合があるので気にしておいた方が良いだろう。 3.3Vや5Vに昇圧する回路例を見ると、VDDは自分が生成した出力から取るようになっているのだが、こうすることでこの不具合も避けることができるという意味もあるようだ。
それと、データシート上の応用回路例に安定性向上のためにと付加することを推奨されていた C7だが、この仮組み環境では付けると逆に安定性が下がったので、取り外しての運用としている。
さてさてこの PT1301君、さすがにスイッチング用のFETを外付けしただけあってパワーは十分なんだけどねぇ・・・ 回路が複雑なのはマイナスポイントなんで、当初の予定通り「もう一発」実験はしてみる算段でということにしておきましょ~。
ではでは、とりあえず今日のところはこの辺で・・・
0 件のコメント:
新しいコメントは書き込めません。