自分の方針としては、オーディオアンプを作るとすれば 「やっぱりフルスクラッチで行きたいよねぇ」ってなるんだけど、前回手がけた 12BH7A パラPPアンプ は完成までに何と 6年もかかったという散々な状態になってしまった (それでも完成したんでヨシとするけど・・・) 。
まぁ色々な事情があったというのは置いといて(笑) 全段差動PPアンプを手がけたら、次は超三結アンプも手がけてみたいよねという願望もあったということで、密かに目を付けていたのがコレですな。 とりあえずキットを買っておけば・・・ その性能に自分が満足できるかどうかは別にして、数日あれば音出しまでできてしまうというもくろみなので、まずはキットの標準回路で軽く組み上げてみましょうというのが最初のステップね。 動作確認までやった上で、後は壊さない程度に色々と自分なりの好みに “味付け” してみましょ~ という感じで進めてみたいと思う。
ということで・・・ 最初の写真は、前回の予告編でもご紹介した構成部品たちの集合写真から (再掲)。 今回はシャーシーも加工済みのヤツを選択してしまったんで、何も考えずに作り始めるということもできる状態なのだが、改造予定箇所や部品の入れ替え、追加工の候補検討など、自分なりに少し事前調査をやっつけておきたいと思う次第
まずは加工済みのシャーシーからご紹介。 ベース部分のシャーシーと、電源トランスを格納するためのケースに分かれており、何れも市販されている標準品のケースに加工を施したもののようだ。 ベースは “YM-180”、トランス格納ケースは “MB9-6-13 (旧 MB3)” っぽいですな。
ひとまずコレを見た時点で通風用の穴が全くない状態なのに気づいてしまったんで、熱がこもらないようある程度風通しを確保しましょうというところ。 とりあえず先手を打って、球の回りとトランス格納ケースに追加の穴を開けておこうかと。 あと、電源コードは着脱可能な方が良いのでメガネ型のコネクタが付いたヤツに変更。 出力端子も交換の余地がないか検討しておくかな・・・
トランス類はこんな感じ。 電源トランスはまぁ良いとして、出力トランスは (自分的には) ちょっと小さ目な感じに見えますな。 但し今回はケースとの兼ね合いもあるんで、交換は考えないことにしましょ
機構部品関係はこんな感じで。 真空管のソケットは、以前にマルツさんで購入したのと同じ “QQQ” (中央無線) ブランドのヤツが入っていた。 電源スイッチや RCAピンジャックもちゃんとしたモノが入れられているんで、これは問題なさそうかな。 先ほども触れたのだが、スピーカー端子が小型のワンタッチターミナルなんで、シャーシーの加工が問題なくできそうなら、という条件付きでバナナプラグの刺さるターミナルへの交換を検討しておくことにする (検討して無理っぽかったら諦めましょ~ね) 。
機構部品の続きと、やや大物の電解コンなどなど・・・。
電解コンは 2種類使われていて、電源の平滑用が 47uF 400V、それと出力管のカソード用として 47uF 100V。 残念ながら何れも海外メーカー品なので、自分的には置き換え要検討ですなぁ
入力レベル調整用VRは 16φの小型二連タイプなのだが、過去にこの手の VRを使って左右のトラッキング誤差 (ギャングエラー) が大きかった経験もあるんで、これも左右別々のヤツに置き換えるかも含めて検討ね
最後は小物部品。 ダイオードがやけにたくさんあるのが目に付きますな(笑)
ダイオードは全部一般用の 1N4007君なんだけど、電源のブリッジ整流用に×4本、パイロットランプの LEDを交流で点灯させるための逆流防止用に×1本。 あとは出力管のプレートとスクリーン回路用のストッピングダイオードで各2×2本。
TO-92の石は J-FETの 2SK30ATM君。 何とスグそばに写っている開放型半固定 VR (5KΩ) をソースとGNDの間に挿入して出力管のバイアスを調整するんだそうで・・・。 自分的にはこの半固定VRはちょっと使いたくないんで、いつも使っている東コス製密閉型の GF063Pに入れ替えておこう。 というか、ドライブ回路もそのうち何種類か取っ替えて試すだろうから、小さなユニバーサル基板にまとめておくのが良さげかな
検品の結果、電源フィルタ用の 390Ω 2W品の酸金抵抗×2本が入っておらず、1/4W品のカーボン抵抗が入れられていたというのが判ったんだけど、これは連絡したところスグに正規の抵抗を送ってもらえたんで、不問ということにしておきましょ
ということで、ひとまず今日のところはこの辺で・・・
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