2012年2月25日土曜日

FIFOメモリ色々 (Part-2)

回、2月18日の記事に続き、私が常備している“FIFOメモリ”をご紹介することにしよう。
前回の記事では、NEC製のデバイスをご紹介したが、今回は“沖セミコンダクタ”製のデバイスだ。


ップバッターは、この人
中古基板からの取り外し品ではあるが、2M Bit(256K Word×8Bit)“MSM518221”君。

「どっかで見たことあるゾ・・・」という方、なかなか鋭いですな。
はい、こちらでご紹介しているジャンクSTN液晶パネルの信号処理基板から剥ぎ取った「取り外し品」でごぜ~ます。
基本的にこのICが作られた世代はかなり古く、ロジック回路の電源電圧としては 5Vが標準になっている。 また、信号の入出力レベルとしては、
H/Lの閾値が電源電圧のちょうど半分の「C-MOSレベル」ではなく、それよりもやや低めの「TTLレベル」に合わせられている。

そして、コレをごにょごにょすると、こんな応用もできたりする。
そういえば、秋月300円液晶の応用で使ったRAMも、当時詳細をご紹介していなかったんだけど、上記STN液晶パネルの中古基板から取り外した“MSM518221”君だったりする。


番手は、先ほどのトップバッターの後継品。 同じく2M Bit(256K Word×8Bit)“MSM518221A君。

いちいち中古基板からひっ剥がしていたのでは効率が最悪なのでと探した、ぴっかぴかの「新品」でごぜ~ます。
スペックとしては、基本的に大きな変更点はないようなので、私としても「同一品」として扱っている。


して、本日のラストバッターはこちら。 同シリーズの低電圧品“MSM51V8221A君。

電源電圧が 3.3Vになったこと以外は同様。 最近ではロジック回路の標準が 5Vではなくなっているので、さすがに 5V電源を要求するデバイスは活用範囲が狭くなっている。 もっとも、入出力が“TTLレベル”となっている場合、入力側は3.3V電源のC-MOSレベル信号をぶち込んでも問題ないのだが、さすがに出力3.3V以上出てしまうのでやっかいだ。 そういう用途にはやはり3.3V電源のデバイスが必要になる。

ということで、今日はこの辺で・・・

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