2023年7月23日日曜日

久々に入手したゲルマ君の味見でも・・・ (^^)

の記憶が確かなら、以前 2018年頃はこのテのデバイスの補給活動なんかを頻繁にさせてもらった結果、そこそこ入手できたヤツの味見もしていたように思う(笑)
ここ何年かは自分の懐具合も鑑み、価格が高騰しそうなアイテムには手を出さないように心がけているつもりではあるんだけど、立ち寄った先で不意に珍しいアイテムに巡り合わせたりすると、購入するかを迷ったりするのもまぁ仕方ないところですな。

いうことで、ずいぶんと久しぶりに購入するチャンスが巡ってきたゲルマ君。 自分の記憶の中から評価手順なんかが薄れないうちに、今回もいつもの半導体アナライザ DCA75君にかけて「味見」の儀式を済ませておきたいと思う。

い、手順の最初は、調べたいデバイスのリード線 3本をDCA75に接続して「Identify」してやり、それがどんなデバイスで、後にグラフ化する場合の大まかなパラメータの目星を付けるという儀式が必要だ。
私が普段たくさんのデバイスを比較するときには、最初の 1つだけ Identifyで認識させて、同じ接続でどんどんデバイスを交換して画面上にグラフを重ねて行く方法を使うんだけど、今回は全数 Identifyして hFEを調べて控えておき、グラフをプロットするときのパラメータを固定して、トランジスタとしての最も特徴を掴みやすい IBをステップ状にプロットして IC/VCE特性を個別のグラフとして描画させた上で TAB区切りのテキストなんかも保存しておこうと思う。

ずは 1個目、hFEは 114と出た。 グラフをプロットするときのパラメータは DCA75君の測定範囲を元に 5本のグラフがプロットできる標準的な値がデフォルトでセットされてくるんだけど、まずは IBの値はそれを参考にしつつも上限は 4で割ったときにキリの良い数値になるように調整、下限は「ゼロ」にしておくと良い。 下限をゼロにする理由は、ゲルマ君特有の「コレクタ漏れ電流 (ICBO) が増大する」という劣化要因を発見しやすくするすためだ。
今回は、IBを上から 60、45、30、15、0uAの 5プロットでグラフ化している。

して 2個目。 hFEが 100と少し小さめなので、グラフの振れ幅が縮んでいる以外は特に変化なしですかね。
いては 3個目。 hFEが 134と大きめなヤツが来たんで、グラフの最上段がスケールの外に出てしまいましたな(^^;


らに 4~6個目。 hFEは 109、112、111と似通った値なので、プロットされたグラフも大差ない感じですかね。

いては 7個目。 hFEが 140とこれも大きめで、グラフの最上段が半分以上スケールの外に出てしまいましたか(^^;


8個目と 9個目。 hFEは 97、92と今度は小さめですな。

後の 10個目。 hFEは 118と、コレは最初の個体とほぼ同等の値かな。
ということで、今回購入した 10個は ICBOが増大している劣化したヤツはゼロ 無事に全数合格となってくれたんで、また応用の算段でもしてみようかと思う。 過去にはこんな酷いタマもあったということで、古いゲルマ君の味見をするときは気が抜けないだけどね。
そして目下の課題。 ちょいと贅沢な悩みなんだけど、コンプリのお相手が私の手持ちにないことかな・・・ (爆; 調達を検討するとなると、またまた泥沼にはまる可能性がありますな

ま、急がず気長に考えるかということで、今日のところはひとまずこの辺で・・・

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