お手軽工作・・・ パワーアンプ付きUSBDACを組み立ててみた (^^)

ちょいとお仕事関係の知り合いから依頼が入って、簡単な効果音をPCで鳴らすためのシステムが欲しいとのことで、簡単にまとめるべく色々とプランを検討させてもらっていた。
第一候補としては、PCのアナログ出力にテキトーなアンプとスピーカーをつないでやるという方法を思い浮かべるんだけど、これもまぢめに考えると手がかかってしまうんで、ICが載ったユニットか何かで簡単にまとめられそうなのがあれば、というところですな。

このテのユニットといえばやはり秋月電子さんでしょう、ということで早速ページを物色していたのだが・・・　いくつかの商品を見ていた次の瞬間、私自身の古い記憶にアンプ付きUSBDACの出物があったなぁ、というのが思い出されてきましたwa　探してみたところは・・・　今でもちゃんと販売されてましたな。　D級10W＋10Wのアンプが付いた USBDACのユニットが何と600円。　基板内の改造が必要ではあるものの、USBケーブルと電源、スピーカー端子をつなぐだけで動かせるようなので、今回の目的には十分っぽい感じですゾ

ということで、秋月さんにはご本尊のUSBDACユニットのほか、ACアダプター、USBケーブル、スピーカーと電源の端子など、必要な部品をささっと発注しておいた次第。　まずは動かしてみて問題ないようなら、簡単なケースに入れて完成に持ち込みたいと思う。

最初は基板をアルミ板の切れ端にでもネジ止めして転がしておけば良いかなと思っていたけど、届いたユニットを確認してみると結構小型に作られていて、M3対応のネジ穴はないし基板の余白もろくに取られていない。　まぁネジでの固定ではなく、樹脂製ケースに嵌め込んで固定するような構造なのは確かですな。　リード線もコネクタで接続できると助かるんだけど、合うコネクタも添付されていないのでこちらも基板のパターンに直接半田付けが必要と

ということで、ちゃんとしたケースに入れておかないとそのうち壊れる可能性が高いだろうとの判断で、急遽お安いプラケースとマウントのサポート用としてゴムのブロック。　それに電源スイッチも付けておくかと、追加の部材も調達ね

ひととおり必要な部材が揃ったら、基板内の改造を施してやり、入出力用リード線を半田付けする、と
ユニットの添付資料にも改造のポイントは記されているのだが、単色のリソグラフ印刷なので「ほとんど読めねぇ」というのが実際のところ。　実際にそういう意見が多いのかは知らないけど、秋月さんのページにはちゃんとカラーの改造ポイントもUpされているので、改造はそれを参照してやっつけるのが吉ですな
実作業としては、0Ωのチップ抵抗を一つ外して、3箇所をリード線でジャンパーするだけなので無問題かと。

入出力用リード線や端子の接続も、こんな感じでささっと進めさせてもらってと。

使用部品について少しコメントしておくと、

• DCジャックは消費電流の関係で、いつものマル信ブランドではなく 4A対応のモノを選択
• USBのGND端子の接続は、秋月さんの資料では電源のマイナス側とまとめる接続になっているが、自分的には電源のフィルタを通った後側に接続すべきだと思うので、3端子レギュレータのタブに接続しておいた
• スピーカー端子の接続は、写真を参照。　半田付けの作業性を考慮するならもう少し細めの線材 (AWG24位) がオススメかな
  

基板と電源スイッチ、端子類のマウントはこんな感じね
基板は端部 3箇所をゴムのブロックで押さえておいて、1箇所をケースにしつらえられているボスにタッピングねじで固定する感じにしておいた。　これで問題なく固定できているようなので、ひとまず蓋を取り付けて完成にしておきますかね

はい、これで無事に完成～。　ひとまずお手軽工作の感覚でまとまってくれたのと、本体だけなら費用も2K円でお釣りが来るレベルなんで、今回はなかなか良い感じに仕上げられたと思いますwa

ではでは、今日のところはひとまずこの辺で・・・