2020年9月27日日曜日

VFDオーディオレベルメーター製作準備の巻・・・ (Part-6.5)

ベルメーター用途なVFD君の応用ネタ。 フロントエンド部分の整流回路とスケールの圧縮回路を考えつつもなかなか決め切れていないということで「仮の整流回路」をでっち上げてみたんだけど、性能的にこれはちょっと・・・ という状態だった。 自分的にも、いくら仮のモノと割り切ってもこのまま放置はないかなぁと思っていたんで、OPアンプのICを少しだけまともなヤツに取り替えて、もう一つの課題だったリリースタイムの時定数を調整しておこうかと思う次第。

とまずこちらが今回の成果物。 単電源 OPアンプ LM358を2発使っていたヤツを、LMC662に変更。 そしてピークホールド回路のリリースタイムを長めにしたいということで、時定数の調整をしておいた。

回路的には整流回路もピークホールド回路もいぢっていないので、部品は OPアンプのICを挿し変えたのと、基板の左下端に 4.7uFの電解コンを2つ足したのみね。 これでとりあえず、暫定版といえどもフツーに使える状態にはなったかなぁという感じですかね

板のウラ側は・・・ ほとんど変化はないんで、とりあえずさらっと流してもらっても良いかな(笑)

して、回路図  前回の記事でちょっと間違いがあって出せなかったのを更新しておいた。 LT Spiceでシミュレーション用に入力したものなので、入力回路とか電源なんかが変な記号に置き換わっているんだけど、まぁこれで通じるかな。 どんな部品を使っているか等は、実物の写真でご確認いただければ・・・ と。


回の記事では 1KHzのバースト波を入れたシミュレーション結果をご紹介したんで、今回も部品変更後に同様のシミュレーションをしてみたいと思う。 まず上の波形は OPアンプのICを LMC662に交換した結果ですな。 LM358の時に比べるとちょっと立ち上がりにオーバーシュートがあるかな・・・ という感じだが、ひとまず気にしないということで行きませぅ



 いては、ピークホールド回路のリリースタイム調整のため C6 (4.7uF電解) をパラったところ。 立ち上がりの部分にあったオーバーシュートっぽいのはなくなって、今度は LMC662のドライブ能力から来る電流制限にひっかかってしまったのか立ち上がりが少し遅れているね。 まぁ厳密なピークレベルメーターとして考えると誤差要因になるんだけど、今回は気にしない方向で。 本チャンのフロントエンド部分の回路を決める際には、回路定数的にも余裕を見込んで無理しないように考えたいと思う。

さてさて、実のところ今回 LMC662を起用した理由というのが「自分の手元にストックがあったから」なんだけど、よくよく考えるとこの OPアンプって秋月さんで買えなくなってしまってますな(汗; 元々はナショセミ製だったものが TIに取り込まれて、最終的には例の “エンドユーザーが特定できない形態での販売はNG” というシバリにひっかかってしまったというのが実情か。 まだ秋月さん以外で購入できるところはあるんだけど、気のせいか値段も高くなっているような気がするし、気軽に使える OPアンプではなくなってしまった感がありますwa 

とりあえず今回はこのまま行くとして、本チャンのフロントエンド部分では「TI以外のブランドでまとめる」のが安全かも知れませんな・・・。

ということで、今日のところはひとまずこの辺で・・・ 

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