少しずつではあるが進めている Nutubeヘッドフォンアンプネタ。 Nutube君の前段に入れる J-FETによるソースフォロワの目処が付いたところで、早速本体とドッキングさせてみたいと思う。
こちらがひとまず本日時点での完成形。 まだいぢりたいところはたくさんあるのだが、実機を使って改造をやり始めると収拾がつかなくなりそうなので、ひとまずこのままのカタチで常用できるようにしておきたいと思う次第。
前回および前々回でご紹介した J-FETによるソースフォロワ基板に、本体基板とドッキングするための加工を施してみた。 仮配線で色々な場所に直接リード線が伸びていたのを整理し、元々カップリング用に取り付けられていた電解コンのマウント穴を経由して固定する算段だ。 その他、電源とフィードバック系統のリード線が少々。
ドッキングのために追加工を行ったソースフォロワ基板を別アングルで
こんな感じでリード線をカップリング用電解コンのマウント穴に挿入して・・・ と
ひとまずこれで結合完了なんだけど、ちょっとカット&トライの要素が残っているんで半固定抵抗を仮付けして追加実験をやってみようと確認ね。
ソースフォロワ基板に載っている回路をざっと抜き出して図に記してみた
ここで 2SK2145君の上側ユニットのゲートにバイアスを供給している経路だが、最終的に半固定抵抗をなくしたいという思いから、簡易DCサーボを試してみることにした。 但し本格的なDCサーボは別のアンプで積分回路を構成し、1/2 Vccとの差を検出して強力なDC負帰還をかける構成になるので部品点数もそれなりだ。 今回は、ヘッドフォンをドライブする OPアンプの出力から抵抗とコンデンサでAC成分をフィルタにかけるのみの簡易型を試してみることにする。 昔風に言うなら「自己バイアス」かな
ちなみに、上の回路で Rxの場所を半固定抵抗にしておいて、0Ω、50KΩ、100KΩ・・・ 250KΩに設定した状態で電源電圧を振ってやり、それぞれ OPアンプの出力が何Vでバランスするかを調べてみた。 最終的に、目的の電源電圧で大体 1/2VccになるあたりをターゲットにすればOKだ
あと、1点補足しておくと、Nutube君のフィラメント回路を少しいぢってあって、フィラメントのGND側に 0.6V強の嵩上げをしてあるのでアタマの片隅に置いといて欲しい。 最終的な回路図は別途公開させていただく予定だが、ひとまず「フィラメント回路の片側がGNDに落としてある Nutube君にはこのままでは適用不可」なのでどうかご了承を。
調整結果を踏まえ、ひとまず電源電圧 9Vをターゲットに 47KΩの抵抗をサブ基板に載せて配線してみた。 前述の結果をそのまま引用するならRxは 0Ω(直結)でも良さそうだが、以前に試したときに 1/2Vccよりも少し高めの電圧の方が結果が良かったんで、今回も少し高めを意識した次第。
はい、最後はアルトイズ缶に収納 (再掲)。 ちゃんと持ち歩けるようにしておきましょ~ね
アルトイズ缶の蓋には、ソースフォロワ基板の背の高い部品と接触を防止するため、ゴムシートを貼っておいた。
ではでは、今日のところはひとまずこれにて・・・ かな
2 件のコメント:
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