2014年9月16日火曜日

フィルムコンデンサの「極性」を調べてみる・・・ の巻 (Part-2)

い先日、フィルムコンデンサの「極性」を調べるというネタの一発目を掲載させていただいた。 そこそこ効果的な調査ができるようになったものの、別の交流信号源(低周波発振器やPCなど)を用意しないといけないのがイマイチお手軽でなかったかもというのが少々気になっていた次第。 それと、フィルムコンのボディにリード線を巻き付けるという動作も、調べたい個体がたくさんあるときはもう少し簡単にまとめたいという願望も出てくるということで・・・


こでお立ち会い

前回ご紹介した調査方法は、フィルムコンにテキトーな信号源から交流電圧を加え、電極から漏れ出た信号をボディに巻き付けたリード線で拾ってオシロで表示、その大小で外側、内側どちらの電極に信号のホット側が来ているかを判別するというものだった。

で、オシロのパネル面をよ~く見ていると、ほぼどんなオシロにも備わっているプローブ校正用の信号源めっけ


い、我が 29,800円オシロ君にもちゃんと付いとりますな

元々この信号が使われる目的がプローブの高周波特性をフラットに近付けるための調整用なので、必然的に波形自体は矩形波なんだけど、今回の目的には正弦波である必要性は特にないんで、全く問題なしということで。 それと、真空管回路のカップリング用によく使われる 0.1uFとか 0.22uFなんかの大容量コンデンサをつなぐと波形が崩れて三角波っぽくなるのも気にしない方針で(笑)



果はご覧の通り ということで、リード線を入れ替えた2パターン。 今回もイイ感じに測定できてますな。

フィルムコンから漏れ出た信号を拾う電極も簡単に装着できるのが望ましいので、机の引き出しで眠っていた「目玉クリップ」を活用してみた。 最初の写真を見ていただくと実際に計測している様子が写っているのだが、こちらもリード線を巻きつける方法に比べてやや信号を拾う強度は落ちるものの、特に問題なしという感じで動いてくれている。

はい、ではではこんな感じで、しばらく停滞気味だった「真空管アンプネタ」も活性化させるべく、頑張ってみましょ~かね

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