先日 3月07日の金曜日、人間ドック帰りに日本橋電気街と交通科学博物館に寄ってきた話題を記させていただいた。 少し遅くなってしまったが、第弐部として「交通科学博物館」での展示をサラッとご紹介しておきたいと思う。
大阪環状線の弁天町駅を降りると、ほどなく見えてくる屋外展示されている車輌たち
入場券売り場と入り口。
あまり豪華な施設でないのは丸わかりの雰囲気ではあるが、昔からあまり変わってないようで、そこそこレトロな雰囲気も漂っている。
早速入場券を買い求めて入場してみるの図
ICOCAを「ピッ」とやって入場しても良いみたいだが、やはりこういう場所では券売機でキップを買う方が似合っているような感じがしますな。
入場して早速出迎えてくれたのは、お客さんから寄せられたメッセージの掲示板ですな
これとは別にもう1箇所掲示板が設けられており、そちらも同様なカードが所狭しと貼られていたのが印象的だった
屋外展示場その1。
前回の訪問からもう10数年(もうちょっとかな・・・)は経っているけど、おそらくこのあたりはそのままのような気がするね。
鉄道が電化される以前に最も活躍したと思われる D51、C62型蒸気機関車、それに特急型気動車の先駆けともいえる キハ81型ですな。 C62の先頭に「さよなら交通科学博物館」のヘッドマークが掲出されていたのが印象的ですな。 私が見ている間にも、子供をC62の前に立たせて記念撮影する親子が2組ほど(笑)
続いては屋内展示の方も軽~く拝見
0系新幹線の第一号車
以前訪問したときには、この中でちょっとした映画をみたような記憶があるんだけど、今回はやってなかったようですな。
それと、このスグそばに 221系電車の運転シミュレータがあるのだが・・・ やっぱり行列できてましたワ 待ち時間が短そうだったらやって行こうと考えてたけど、まぁ良いか
交通科学博物館という名前が表すとおり、鉄道以外にも交通系の展示は色々とされている。
上の写真は、高速バス「ドリーム号」ですな
「国鉄」ロゴとつばめマークがスバラシイ
すぐ近くに展示されていた、レトロなクルマたち
そしてこちらは、レトロなバイクたち
このテの展示はあまり日の当たらない場所に追いやられがちではあるんだけど、結構な歴史的価値を感じますなぁ
きっと好きな人が見たらたまらんだろうなぁと思う次第
52年の軌跡展。 特別展示のコーナーですな。
特別展示のコーナーでは、期間を区切って普段は展示されていない収蔵物を色々展示してくれているとのこと。
資料系の展示物がそこそこあった中で、今回私が「ピピン」と来たのはコレですかね
交通科学博物館がオープンしたときの新聞記事?の切り抜き。 「トラベル・フォトニュース」という記述が見受けられますな。
目玉はやっぱり HOゲージの鉄道模型パノラマ展示だろうね
施設自体は昔からのものがそのまま使われているようだが、車輌を含めて更新やメンテはきちんとされているようで、鉄道好きにはやはりコレがいちばんですな
少し離れた場所にある第二展示場。 本館からは歩道橋で道路をまたいでの移動。
次回のパノラマ展示の実演時間まで少し間があったので、こちらの展示を先に見ておくことに。
ということで、早速出迎えてくれたのは、DF50、DD13型ディーゼル機関車ですな。
昔々に訪れたときにもおそらく見ているとは思うんだけど、今回歴史的価値と、電気的な興味とが私の中で妙にマッチした展示が2つほど(笑)
1つ目がコレ、回転変流機君。
ご存知の通り、電車の架線には 1,500Vの直流を供給しないといけないので、変電所では交流から直流に変換する必要があるのだが、大昔にはこんな装置が使われていたということですな。
電源周波数に同期して回転する電動機にメカ式の接点をぶら下げ、その回転動作での切り替えによって交直変換をやってしまおうという、合理的な反面、めちゃくちゃ強引とも取れる方法。
接点が理想的なカタチで維持できていれば損失は少ないと思われる。 しかし、電動機の回転と接点切り替え時の位相が電源側とずれていたら重大な事故につながりかねないのと、やはり大電流の流れる接点のメンテは大変なハズですな。
そしてもう1つ、水銀整流器 ひとことで表現するなら、巨大な整流用真空管ですかね。
民生用の真空管にも水銀蒸気入りのがあったようだが、損失が少なくできる反面、電源投入のタイミングなどで取り扱いが難しいなど、それほど広くは使われていなかったようにも思う。
この水銀整流器、普及期には交流区間用の電気機関車にも搭載されたようで、制御格子(いわゆるコントロールグリッド)を付加して、整流する導通角を位相制御することで細かいパワー調整を可能にするなどのメリットがあったとか。 いちど動いているところを見てみたいもんですなぁ・・・。
パノラマ展示の実演時間になりましたんで、最後はコチラね
ということで、今回は堪能させていただきました
すでに閉館まで 1ヶ月を切ってしまったんで、行かれる方はどうぞお早めに。
ではでは、今日はこの辺で・・・
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