2013年1月23日水曜日

実験用125V簡易定電圧電源をこしらえてみるの巻・・・

ょいと思い立つことがあって、商用電源から直流125Vが生成できる“簡易定電圧電源”をこしらえることにした。

このテの実験用電源装置はたまに出番が来ることがあるのだが、使用頻度としてはロジック回路用の5Vや3.3Vの電源に比べてものすごく少ないというのが実情。 まぁ急ごしらえでもあるとないとでは実験への対応力が違ってくるので、今回ちょっと手間ではあるがバラックセットから少し丁寧に仕上げる努力を追加し、常時使えるようにしてみようと思った次第。

で、今回の目的はといえばやはりこちらですな。 さっさと点灯試験して素性を調べないとね(笑)


いうことで、現在の作成状況

まだ調整中ということで、配線やパーツの定数が固定されていない部分があるので、回路図なんかは次回にということで。

今回は商用電源から電力を供給することになるので、安全のためインターフェース部分に「絶縁トランス」を入れたいところではあるが、やはりというか手持ちにない(苦笑;
ということで、やっぱりバッサリ省略して直結ということで・・・ せいぜい感電には気を付けよう(笑)


初の作業はというと、AC100Vを整流して得られる141V以上の耐圧があり、そこそこの電流が流せそうなトランジスタ君の選定かな。
ということで、私が幼少の頃から収集してきた部品も含め、パワーデバイスが詰まっている袋の中身をぶちまけてみる・・・。

どうでも良いことではあるが、私が幼少の頃~貧乏学生やってた頃にかけて、廃品のテレビや廃車置き場のカーラジオから収集した部品がまだけっこう残ってますな(笑)


御用トランジスタ君の第一候補としては、小型テレビの水平偏向用や音声出力用でそれなりのがあればというところかな。

昔の小型テレビは、低圧電源は全て水平偏向回路で作り、パワーの必要な回路は AC100Vを整流してそのまま供給するのが多数派だったようで、音声出力回路は出力トランス付きのA級シングルというのもざらだった。

CQ出版のトランジスタ規格表(これも大昔の)を参照しながら、半導体アナライザで腐っていないか確認しながら選定をすすめると。
結局、今回は三洋ブランドの“2SD24Y”君に活躍してもらおうと引っ張り出してみた。 おそらく前世では音声出力回路に使われていたっぽいね。 VCBOは300V、ICは0.1Aとやや小ぶりだが、今回の用途には必要十分だな。
これは余談だが、同様の用途には東芝さんの“2SC515A”なんかも有名どころで、中にはRGB信号の映像増幅(ブラウン管のカソード系ドライブ回路)に使っていたセットも見かけたことがある。

その他、ドライブ回路や誤差増幅、電流制限回路などにもそこそこ高耐圧なトランジスタが必要になるが、今回は手持ちの中から“2SC780A(G)TM”君を起用してみた。 フツーの2SC780君は VCBOが70Vしかないようだが、カマボコ型パッケージ品の新種君は 150Vだそうで、(G)マーク付きはちょいと勿体ないと思いながらもそこそこ数があったので使ってみると。

ではでは、今日はとりあえずこの辺で区切っておきますかね・・・

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