普通のハンダと専用のアルミハンダを使って、アルミの端切れに試し付けをした際の続編が未公開のままになっていたので、今更ながら・・・ ではあるが、こっそり掲載しておきたいと思う。
前回 Part-2では、アルミ片にリード線をハンダ付けするというパターンだけだったのだが、今回 Part-3では、銅製の土台上にアルミ片を載せて接合するというパターンを試してみようと思っている。
用意したパーツ達にアルミハンダを塗りヌリしているところ。
今回は、プリント基板の上に銅箔テープを貼り付け、土台として使う。 これにより、ハンダ付け時に重要な役割を果たす濡れや馴染みなどの要素を作り出すことができる。 例えば接着される側が、ハンダをはじいて逃がしやすい材質であっても、自身がハンダと馴染むことでハンダが逃げることを食い止めてくれるという寸法だ。
ささ、あつアツのコテでジュ~っと行ってみますか
毎度ながら、フラックスがジュワジュワと沸騰し、異臭を放っている。 何とも表現しがたいニオイがするので、吸い込まないようにうまく熱してまとめよう。
接合後の状態はこんな感じ。
フラックスの残骸がアルミの表面を覆っているのでイマイチ表面の様子が伺い難いのだが、銅箔との接合部分はざっと見たところキレイに付いているような感じがする。
洗浄後、地肌はこんな感じに・・・
アルミ片の表面は一部馴染みが足りていないっぽい部分が残るように見えるが、銅箔と接している部分はなかなかの仕上がりだ。
ということで、特殊フラックス入りのアルミハンダは面積の大きいパーツを接合するというシチュエーションでは、有効な手段と言える。 空気に触れると、アルミの表面はすぐに酸化してハンダが付かなくなるので、できた酸化膜を破壊しつつハンダで満たせば接合できると判ってはいても、これだけの大きさをコテ先ガリガリだけでハンダ付けするのは不可能に近いはずだ。
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