2009年10月25日日曜日

EDTCB18QEFを分解してみる

Aitendo's電子工房でゲットした松下製液晶パネルEDTCB18QEFだが、残念なことにライン抜けのある不良品が含まれていた。 今後の有効利用のため、部品取りへの下調べを兼ねて分解してみたいと思う。


りあえず、精密ドライバーを使って、ケース裏側最下部の左右にある小さなネジを外す。 裏ブタは、その後下側から軽く持ち上げるだけで開いてくれる。 ケースの上サイドはツメで引っかかっているだけなので、上方向に抜き取るだけで分離完了だ。

裏ブタを外すと、早速回路基板のお出ましだ。
回路基板には、絶縁用と思われる薄いフィルムのカバーが被せてあるが、透明で中身を隠さない上、止めてあるネジの位置にも穴が開けてあるため、敢えて剥がさなくても良いだろう。

この状態で少し観察してみると、パネルと回路基板の接続は、裏側から見て左側の幅が狭いフレキ。 これはコネクタ着脱式で、ワンタッチで切り離し可能になっている。
一方、下側からは幅の広いフレキが束になって熱圧着で固定されており、コイツらは取り外しができない。

とりあえず、外せるモノを1つずつ外して行こう。


面に取り付けてあるフレームを外してみた。
このフレームは、上部とサイドの一部にフレームの切り欠きを曲げて固定する場所があり、ラジオペンチか何かで全箇所の 引っかかりを元へ戻して解放してやる。 向かって下側にはネジ止めを兼ねた固定金具が出ているが、斜めにしながら抜き取れば大丈夫だ。

次のステップに進むため、左サイドの狭いフレキを解放し、回路基板固定ネジ3ヶ所を取り外してやる。


んな感じで、あくまでも慎重に、フレキを損傷しないようご本尊のパネルを外しにかかる


事に回路基板とくっついたご本尊の液晶パネル本体が分離できた。

回路基板の部品面を見ると、BU16307-07と書かれた ROHM製とおぼしきチップや、MURATAのロゴが入ったモジュールがマウントされているが、汎用性のあるパーツはほとんど使われていないようだ。


面からもご覧いただこう。

ここまで分解した結果から、液晶パネル本体と回路基板は正常なカタチでは分離できないことがわかってしまったので、たとえば複数の不良品を集めて二個イチ作戦を取ることは不可能となる。

バックライトユニットはとりあえず生きているようなので、損傷しないよう一旦元のカタチに戻して保管し、必要になったらもう一度分解してドナーに使ってやることにしよう

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