前回 Part-1で基板内の部品実装が一通り完了できて、ユニットとしては完成形になってくれた。 この後の作業としては、ラズパイpico へのファームウェア書き込みと、基準信号を入れての校正など、動作確認諸々。 さらにはケーシングをどうまとめるかというのも重要な作業になってくると。 はい。
ということで、今回 Part-2としては、とりあえず仮のセッティングで調整&レベル合わせをやっておいて、実働環境に投入してみようかと思う。 しばらく動かしてみて、レベルを変えたくなるようであれば、後付けのアッテネーターとかも検討するということで、ケースに入れる作業についても練っておくことにしようかと。
それでは例によって、今回の最終形となる「実働環境への投入」の様子をご紹介しておくかな。 但し、このままのバラック状態で長期間放置してしまうと「やる気」の低下は避けられないと思うんで(苦笑; 心づもりとしては、ケーシングの優先順位も少し高めにキープしておければ、ということで
今回分の最初の作業は、ラズパイpicoにファームウェアを書くことになっているんだけど、特に専用のツールが必要という訳でもなく、USBケーブルで
PCと接続するだけなのですこぶる簡単だ。
と言いながらも、手順通りに
BOOTSELスイッチを押しながら USBケーブルで PCと接続しただけでは
picoの内蔵ストレージが見えず、「???」ってなってしまいましたwa
他のPCに接続してみると問題なく表示できるし、デバイスとしては認識されているようなので少し調べてみたんだけど・・・ どうやら、NASに固定のドライブレターを割り当てるために
F: をアサインしていたものの、NASの電源を切っているところにたまたま
USBのマスストレージを突っ込んだら、何と F:
が割り当てられてしまった、というオチのようですな。 デバイスは認識されていても、オフライン状態の挙動しかしてくれなかったというのが実際のところかと。
コマンドプロンプトを立ち上げて、NETコマンドで
F:
を削除してから接続したら、問題なく認識されて中身も見れましたということで
ファームウェアが書けたら、お次はピンヘッダーを装着して本体への装着、と。
これもテキトーにやると斜めってしまう可能性があるので、私はピンヘッダーを本体に浅めに刺しておき、その上にpicoを置いて四隅を仮止め。 最後にズレていないのを確認しつつ他のピンを半田付けという手順で進めておいた。
他にも、ブレッドボードが手元にあれば「仮止め用治具」として使えるので、まぁその辺りは工夫しましょうという感じですな。
はい、こんな感じでピンヘッダーの装着は完了っと
それではそれでは、簡単に配線チェックをやっつけて、火入れの儀式行ってみましょ~
何の問題もなく動き出してくれましたな。 よい子だよい子だ(笑)
続いては、入力に信号を入れなくてもできる、オフセット調整をやっときませぅ。 入力の DCレベルを A/Dコンバータの中点に合わせる必要があるので、半固定抵抗を回して微調整してやる。 ジャンパーピンを「D」の位置にセットして再起動、と。 左の調整用画面の4本あるバーの両端の表示が中央に来るように合わせるだけなので、とりあえずこれは簡単ですな。
次は入力レベルを合わせる作業になるのだが、入力に何をつなぐかが確定していないといけないので、ひとまずはパワーアンプのスピーカー出力端子に接続する予定で合わせておくことにする。 この
Audio Disp基板は入力インピーダンスが (入力VRの位置にもよるが) 数KΩ程度と高くないので、音源とアンプの間に入れるのは負荷がかかってしまうような気がしますな。 もうちょい高めの
50~100KΩの入力インピーダンスだと安心なんだけどね
レベル的には、フルスケール 1W (2.83Vrms)
で合わせておけば自分的には
(スピーカーの能率が良いので)
十分な感じだろうと思う。 万一これより音量を上げることがちょくちょく出てくるようなら、ケースに入れるまでにアッテネーターの外付けを検討するとしませぅ。
ということで、入力端子に低周波発振器を接続して 1KHzの信号を供給。 調整画面では -6dBで合わせるのがやり易い感じなので、半分の 1.41Vrmsを供給して目盛りが中央の位置に来るように調整。 ちょっとクリティカルなのと、オフセットがばたつくけど・・・ こんな感じかな
調整用の「D」の位置からジャンパーピンを取り外して再起動してみたところ。 1KHzのところにバーが立っているのが判りますな
はい、一通りの調整も完了したんで、早速実働環境に投入して音楽を聴いてみた
ざっと1時間ちょっとの間使ってみた感触では、
- 音量を控え目にしていると、あんまりVUメーターは振れないね
- スペクトラム表示は、ビジュアル的にもなかなか良い感じ
- 少し音量を上げた位では、表示が1Wのフルスケールまで行くことはなかった
- ちょっとLCDパネルのバックライトが (真空管アンプやバーグラフネオン管と並べるなら) 明るすぎる
- 左サイドから電源と信号入力端子が出ていると、配置がうまくまとまらない
こんな感じですかね
とりあえず、ケーシングを検討するのと合わせて、自分で対応できそうなところはいぢる算段の方もしておきたいと思う次第。
ではでは、ひとまず今日のところはこの辺で・・・
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