友人から好条件で振ってもらった、ディスクリート構成のトランジスタヘッドフォンアンプキット。 ずいぶん前にネタを予告しておきながら、時間が取れなくて少し出遅れてしまった感があるが、ひとまず製作タスクを起動しておきたいと思う。
まずは定石通りということで、部品の確認から始めてみたいと思う。 最初は半導体関連ね
今回の半導体は海外製品なので、使い慣れた国産のトランジスタとは足の配置が違っている。 使う前にちょっと半導体アナライザにかけてみるか・・・ と考えながらデータシートを確認していたら、出力用トランジスタの BD139と 140は真ん中がコレクタなので、日本製と変わりませんな(笑)
電解コン、フィルムコン、VR類など、少し大きめのパーツはこんな感じ。
そして、小型の金属皮膜抵抗が大量にあるのだが・・・ こんな感じで小分けされた状態になってますな(笑)
自分的にはいっぱい混ざった状態からカラーコードを見てより分け、もし必要であればルーペやテスターの力を借りてでも確認プロセスを経てから製作に入るべきとは思っているのだが・・・ ちょっとサービス過剰気味かなと思うものの、まぁこの手の作業を嫌う人が多いのも事実なので、色々な人をターゲットにするのは難しいのかも、というところですかね。 はい、パッケージング作業お疲れさまでした>中の人
ピンヘッダ、ジャックやネジなどの機構部品系ですな。
そういえば基板の固定穴は小さめのようなので、2.6φのビスナットと樹脂製スペーサーが付属しているのはありがたいかな。
次は半導体アナライザで軽く特性を当たってみて、コンプリメンタリのお相手と差動増幅、カレントミラーのペアを決めておきたいと思う。 まぁ実際にはこんなことをしなくても十分な性能は出るはずだが、せっかくなので動作確認を兼ねて hFEを測っておこうかと
とりあえず、差動増幅回路を構成する Q1とQ2、Q21とQ22、それにカレントミラーを構成する Q3とQ4、Q23とQ24は hFEが近いものを選んでおく。 そして、出力用TRも BD139と 140の hFEが近くなるように組み合わせを作っておこうと思うが、こちらはあんまり選択の余地はないかな。
部品の確認が済んだら、とりあえず作ってみよう・・・ となるのだが、いきなり全部のパーツを取り付けるのではなく、ある程度回路ブロックごとに動作確認をしてから次に進む方が、当然ながらトラブルに見舞われる確率も下がる
このキットの場合、電源がDC-DCコンバータになっているので、まずはここからかな。
まずは LT3471のモジュールと、中点電位生成用の TLE2426、その周辺のコンデンサとコイル。 電源スイッチ兼用のVR1も取り付けておく必要がありますな。 パイロットランプ用LEDと電流制限用CRDの取り付けは必須ではないが、配線しておくと動作確認の補助用としても使用可能だ。
安定化電源または電池を仮接続し、VCC~VEE間が約24V、中点のGNDと VCCまたは VEEの間が約12Vならとりあえず問題はないので、次に進んでみよう。
部品の取付中にちょっと気になる点を見付けてしまったんで、取り付け方を変更した部品について軽く触れておきたいと思う
まぁそれほど神経質になる必要はないんだろうけど、電源のフィルタ用に使われている L1と L2(4.7uH)の取り付け位置が DC-DCモジュール内部のコイルに対して真横に来てしまうんで、自分的にここは少し間隔をあけたいと思い、リード線にチューブをかぶせて基板から浮かせてみた。 さらについでと言っては何だが、巻き線とコアの位置関係がそれぞれ直角になるよう足を曲げて配置しておく・・・ と。
さて、ここまでOKなら、アンプ本体の回路も片チャンネルずつ行ってみますかね
ではでは、今日のところはひとまずこの辺で区切っておきませぅ・・・
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