2015年10月16日金曜日

う~ん・・ 天下のPanas○nicさんでもイモハンダをやらかすのか?! (笑)

ある休日の昼下がり。 ちょっと催して来たのでとトイレで 用を足し た後、温水洗浄便座のリモコンを「Piとやってみるが、何となくだんまりな一瞬が過ぎると(苦笑;
ちょっと間を空けて色々なボタンを押してみるも、何れも反応なし ノズル位置や洗浄の強さを表示するLEDも点灯せずという状態だった。

まぁ便座本体にもいくつかは操作ボタンがあって、お尻を洗うという最も基本的な操作はリモコンが使えなくてもできるようには作られている。 しか~し、ノズルをブルブルさせたり、女性陣が他の場所を洗いたくなったときに使うような、付加機能を起動するためのボタンはないので、このままでは無理して使ってもノズルが目的の場所に届かないという、歯痒い状態になるのは間違いなしというところか。

とりあえず自分が今使う分は、セルフサービスで腰の位置を動かしてノズルがブルブルしない分を補って目的は達したものの、このまま放置するのはマズそうだ。 で、後から嫁さんに聞いたところ、「電池交換したけど動かんかった」んだそうで・・・


障してしまったというならしゃ~ないということで、とりあえず基本的な診断をやってみるかと工作環境のある場所にリモコンを外して持ってきたところ。


石に従いケースの裏ブタを外したら、仮に電池を入れてみて正常に通電されているかの確認、と。 これはOKだな。

ありがちなパターンとしては、電池の保持金具に応力がかかって基板のパターンが剥げるというのがたまにあるんだけど、今回はマイコンの電源端子までちゃんと通電されてましたなぁ。 その他、LEDのドライブ用と思われるトランジスタやFETがそこそこ実装されているけど、GNDやVCCをざっと確認した感触では OKっぽい。 こういう単純な理由で故障してくれたんなら、修復も楽なんだけどね・・・ ということで、次行ってみましょ~


板を取り外して裏返してみたところ。 やはりというか、ベークライトの安っぽい片面基板ですなぁ

基板の部品面には、主要なLED、操作ボタン用のタクトスイッチ、電源のバイパス用と思われる電解コンが2発。 この青色の電解は残念ながら日本メーカーのものではなく、安物の大陸製ね(笑) 主要パーツとしては、リード線タイプのダイオードが4つほど 1SS133かな? あとはセラロック 1発で終わりですかね。 片面基板にありがちなパターンとして、やたらと大量のジャンパー線が渡してあるのが印象的ですな。

その他、ありがちな故障パターンといえば、
・セラロックの故障で、マイコンのクロックが発振しなくなる
・マイコンそのものが昇天 (苦笑;
こんなところだろうか・・・

実験用の安定化電源とオシロを出してきてクロックを当たってみるも、とりあえずちゃんと発振しているんでこれもハズレと。 マイコンからスイッチやトランジスタ等、色々配線されている箇所を当たってみても、何となく信号が来ているような雰囲気で、マイコンが死んでいるような感じはしないのが不思議な感触だ。

あとは、目の届かない箇所でハンダ割れの類でも・・・ という感じなのかな。


、いくつかの信号を当たりながら基板のハンダ面を見ていると・・・ どうもイモ半田っぽい箇所が目に付きますがな 特にこのたくさんあるジャンパー線の根本。 結構やばそうなのがありますゾ

まぁ何と言いますか、天下の Panas○nic さんでも、Made in Chinaのは、下請け業者にやらせてる基板実装の品質チェックは完全にはできてないってことですかねぇ(苦笑;
鉛フリーなハンダなので艶がないのは良いとして、ハンダが固まる瞬間にジャンパーに使っているスズメッキ線が動きそうな実装とか、フラックスの管理が不十分で素材と馴染みにくい状態になっているとか、その後のチェックで馴染みが不十分な箇所を発見して手修正する体勢ができていないとか・・・ まぁカイゼンの余地はいっぱいありそうな感触ですな。

こんなん見ていると、私としては一発、全箇所のハンダ付けやり直ししてみたくなってしまいましたゾ


こは鉛フリーなハンダは無理に使わず、通常の共晶ハンダをたっぷり馴染ませて、ほぼ全てのジャンパー線のハンダ付けをやり直してみた。


ら直った(笑)

ということで、本日の教訓。 ブランドの過信は禁物。 天下の Panas○nic製品でも、初歩的要因不良品故障品はあり得る・・・ と
まぁこれが保証期間内だったら、イモハンダの箇所を特定した上で指摘を付けて交換の要求をするところなんだろうけど、さすがに 2013年02月の購入以来 2年半ほどはちゃんと動作していたということで、今回はコレを皆さんの目に晒したところで収めておきたいと思う。

ではでは、今日はこの辺で・・・

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