ジャー炊飯器が故障してしまったんで診断なんぞをやってたんだけど・・・ (汗；

思いっきり家庭的なネタすんまそん(笑)。　私の記憶が確かなら、確か2020年の年末、とある休日にショッピングモールにある量販店で購入したZ○印ブランドのジャー炊飯器 NP-ZU10。　先日の日曜日夜に嫁さんがご飯を炊こうとしてスイッチを押したところ、エラーを吐いて止まってしまったようだ。

いやはや、日曜日の夜にこのテの電化製品が故障すると、大抵どこの家庭でも予備の炊飯器なんて用意されてないだろうし、旦那のところにとばっちりが飛んでくることになりますワな (苦笑；

診断の途中は写真も撮ってなかったんで端折らせてもらうけど、この表示されているエラーコード「E17」は、「外フタが完全に閉まっていない」という意味らしい。　対応としては「フタを締め直してスイッチを押せ」となっているけど、当然ながらそんなことはないので、フタ開閉センサーのトラブルか何かだろうな・・・　ということであちこち分解を試みながら、センサーらしきものがどこに装着されているのか等々も含めて調べ始めたんだけど・・・

少し時間をかけてあちこちほぢくり返して調べてみたものの、それらしいセンサーは発見できず、再度嫁さんを捕まえて何かヒントがないか聞いてみる、と。　どうやら炊飯開始時に音楽が鳴り始めて「カチン」という音が聞こえてから炊飯が始まるハズが、「カチン」と鳴らずにエラーが表示されるらしい。

「カチン」という音を出す部品の代表格は、ソレノイドだろうな。　そういえば蒸気の圧力を逃がす時にそれらしい動作音がしていたのを記憶していたんで、ひょっとして・・・　と調べてみたところ。
上の写真は、上蓋のソレノイド付近を写したもの。　既にコイルを巻枠ごと取り外してしまった後なんだけど、コイルが励磁されてプランジャーが引き込まれると、白い樹脂部品 (奥の金属ボールまで軸が伸びている) が向かって右側に動き、左下にあるフォトインタラプタの開口部に収まっているスリット板を動かすという一連の動作が設定されているようだ。
で、結局のところ、最初からこのフォトインタラプタが動いた状態になっていたり、ソレノイドのプランジャーが引き込まれたときに作動しない場合は、エラーとしてはじかれているっぽい。
フタ開閉センサーが見当たらないというのも、おそらくフタが開いた状態だとこのフォトインタラプタの開口部からスリット板が脱落するように作ってあるんだろうね。

次なる確認ということで、音楽が鳴り始めたところでタイミングを見計らって、指でソレノイドの樹脂部品を動かしてみると・・・　おっと、これで炊飯が始まりますな
ということは、ソレノイド君がやる気をなくして動くのを拒否しやがったということか？

範囲も絞り込まれてきたということで、ソレノイド君を分解してコイルを巻枠ごと取り外したところ。　取り外した時点ではテープ巻きされているんだけど、既に剥がして巻き線を露出させてある。
テスターで当たってみたところは、やっぱり断線しているようですな
温度ヒューズがリード線引き出し部に装着してあるんで、一瞬これが切れているのか・・・って考えたものの、残念ながら導通ありますな。　ということは、やっぱり巻いてあるコイルがどこかで切れているのか　

とりあえず、今日のところはここまでなんだけど・・・　長期戦を覚悟しつつもう少し調べてみるか、それとも潔く買い換えをするべきか、ちょいと悩ましいところですwa。
どうも Z○印というメーカーは「部品を出さない」ことで有名っぽいんで、これ以上は期待しない方が良いかも、というのも考えるところ

もし何か進展があれば続編を、ということにしておきませぅ・・・