ぺるけ式トランジスタ PHONOイコライザ製作の Part-4.9。 採番のカウントを上げられない状態が続いているのが歯痒い今日この頃ではあるんだけど・・・ 以前の Part-4.5 辺りからイマイチ進んでいないハム退治、漏洩磁束の少ない電源トランスでもまだ誘導の影響を受けている入力端子部分の配線を見直してみようと、重い腰をあげてみたところ。
ひとまず今回の最終形としてはこんな感じですかね
内容をサラッと記しておくと・・・
- 配線の長さを見直してできるだけ短くした
- 無理に入力のピンジャックで 1点アースするのではなく、基板の入力端でのアースとした
- MCヘッドアンプの入力用配線は、極力撚り合わせるようにした
この状態でトランスの位置と向きを調整してやると、見直し前の状態よりもさらにハムレベルを下げることができており、入力端子にショート・プラグを刺してハムレベルが変動する現象もをほとんど気にならなくなっている。
配線の状況もアップで見ていただきましょ~かね
アースポイントは、オリジナルの作例では入力ピンジャックのところ。 つまり絶縁用のワッシャーを挟まず直接シャーシーにネジ止め、L/Rともに共通の配線1本で接続する、となっていたんだけど、基板の入力端から最短距離でシャーシーアースするように変更した。
MCヘッドアンプの基板入力端から切り替えスイッチを通ってピンジャックへは、個別にGNDと撚り合わせた状態で配線し、ピンジャックは絶縁ワッシャーを使って浮かせておく。
あと、右チャンネル赤色の配線が微妙にクロスしている部分があるんで、コレは次回までに修正しておくかというところですかね。
配線見直しの内容を簡単な図にしてみた
オリジナルの作例では
1点アースを忠実にという観点でまとめられているのだが、実際に自分が作ってみると、トランスが近いという事情もあって、この方法では電磁誘導に弱くなってしまった。 オリジナル記事の説明文には「撚り合わせても効果は期待できない」「できるだけ
GNDと接近させて配線」という意味の記述もあり、インピーダンスの低い部分なので撚り合わせても効果はない (静電誘導の影響は軽微) というのも承知の上なんだけど、こと電磁誘導に関しては、ノーマルモードとコモンモードの違いを意識する必要もあって厄介だ。
コモンモードとして受けた誘導は、信号の行きと帰りを全く同一経路にすればキャンセルできるので、ぴたっと沿わせるというのでも良いけど、一般的には撚り合わせるのがベストな選択だろう。 ここで行きと帰りの経路が大きく異なると、ノーマルモードで受ける誘導が増えてキャンセルできなくなってしまう。 それと、入力につながるモノは「MCまたはMMカートリッジ」なので、建前は
GNDは L/Rで別々になっているはず。 つまり、無理にここまで
1点アースに含めるより、各チャンネル個別に配線する方が理にかなっている筈だ。
ちなみに、自分が使っている
MMカートリッジの SHURE M75BII
で右チャンネルのコールド側がフレームと接続されているというのも承知しているんで、悪影響がないか確認するタスクも積んでおかないとイケマセンな。
今回の最後として、これで及第点に達したかというと・・・
赤点は免除してあげても良いけど、まだ音量を上げてヘッドフォンで確認するとホワイトノイズの中にハムが聞こえるのが判る状態なので、満点はあげられませんというのが正直なところですかね。 残念ではあるけど。
次回以降の心づもりとしては、
- ケースを別のモノに変更する確率が高いかな
- そろそろ次回辺りで試行錯誤は完了にしたい
というのも考えているところですwa
はい、ひとまず今日のところはこの辺で・・・ かな
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