2021年2月26日金曜日

古いトラ技を処分する算段を・・・ (番外編)

月惰性で買い続けている趣味関係情報誌の代表格、その名はトランジスタ技術。
買い続けていると当然のように入れ場所が足りなくなるなどの問題が出てくるんで・・・ と、こんな書き出しで記させてもらうのはもう 4回目になりますな(笑)

実は今回は番外編ということで、トラ技を捨てるための自炊ではなく、せっかく非破壊モードでデジタイズできる機器を選定したんだからとそっち方面でスキャナーの使い勝手を色々と確認するタスクを設定してみようかと思う。 ついでにと言っては何だけど、トラ技のスキャンで発覚した問題点なんかも改善できると嬉しいかも、という感じですかね。

トラ技を裁断せずに非破壊モードで自炊できるなら、たとえば買ってすぐの状態で pdf化しておけば、スキャン済みのトラ技が不要になったときにはすぐ処分できるということになりますな。 但し、ページをめくりながら読み取る手間と裁断する手間を天秤にかけると、今のところはおそらく裁断の手間の方が軽いと見るのが適当かも知れない。 非破壊モードでデジタイズできるのが活かせるシチュエーションを挙げるとすれば・・・

破壊モードでデジタイズできるのが最も活かせるのは・・・  あんまり大きな声では言えないけど、やっぱり借りてきた猫 いや、なんだろうなぁ、と

んなこんなで、ひとまず非破壊モードによる自炊作業の検証用という位置付けで、地元の図書館で 3冊ほど自分の興味にヒットする書籍を借りてきたところ。

あらかじめお断りしておくが、自分の所有している書籍をスキャンするのは “私的使用のための複製” にあたるので、法的に問題になることはないだろうけど、借りてきた書籍を無秩序にスキャンするのは明らかに NGだ。 図書館などでは、資料として参照する目的で範囲を限定したコピーを依頼することができたりするのだが、あくまでも管理された状態 (図書館の係員が範囲を逸脱しないか確認した上で行う) でのコピーが原則で、借りる側が自由にできる類のものではない。 もしスキャンを試される場合は、法に触れない範囲を自ら確認した上で、後々問題にならないように試していただきたい (一応お約束ですので書いておきましょうネ・・・)


りあえず、最初から何ページ分かをお試しで読み取ってみたんだけど、トラ技よりもカミが分厚いんで、ブック補正で輪郭検出をさせる場合の認識率はバッチリですな。 カラー印刷されているページでは写真もそこそこキレイに再現されているんで、“ちょっとゆがみが出たかな” という箇所はあるものの、全く問題にならないレベルだと思う。

してコチラはモノクロページ。 写真が挿入されていない、文字のウェイトが高くて少し図が入っている程度のページ割りになっているのだが・・・。 一見遠目に見るとコントラストが濃く出ているようには見えるものの、完全に二値化されて中間調が飛んでしまっていますな。 周波数特性や入出力特性のグラフで目盛りの一部がつぶれて消えているんで、これはできれば改善したいところ。

実はトラ技のスキャンを 1年分ほど試した時点ですでに気が付いていたんだけど、それほど目くじらを立てるレベルに思わなかったんでそのままにしていたというのが正直なところ。 だがしかし・・・ 自分的には気になり出したら止まらないんで、今のうちにちゃんと回避方法は探しておかないとね


キャンした生のイメージデータは、作業データとしてどこかに保存されているはずなので・・・ と探してみたところ。 それらしいフォルダがあったので開いてみた。

拡張子が .datのデータや .rawのデータがページ数分あるような感じで、ちょいと .rawのデータをバイナリダンプしてみたところはそのまんま Jpegのデータですがな ということで、一時的に拡張子を変更して読み出してみたのが上の写真ね (大きなデータなので縮小してある)  おそらくブック補正時に参照されるであろう生のデータはちゃんと 2値化される前の完全なのが保存されているのは確認できた、と。



キャンする際、今まではオプションを変更することなく使っていたのだが、カラーモードを “自動” にしておくと、カラーでもグレーでもないと判断された場合に白黒 (2値化) されてしまうのが仕様っぽいね。

カラーでない場合はグレーに設定して白黒モードを使わないようにできれば当初の目的は達せられるんだけど、少し調べてみたところでは何となくできないっぽいので、潔く別の方法を探りましょうということで。

プションのカラーモードをグレーに固定して、再度該当ページを読み込んでみたところ。 少し薄い目のコントラストでスキャンされているものの、中間調の再現はきちんとされているんでグラフの目盛りが消えてしまう現象は解消されてますな

ラーモードをグレーに固定してスキャンすると、読み取った際に作成されるファイルのパラメーターが変化するところまでは確認できたので、後からブック補正をやり直したときに “2値化” を避けて “グレー” の設定で補正結果 (pdfのデータ) を再生成させることができないか・・・ と色々試してみたのだが、残念ながらファイルの中身をいぢるとアプリ上で変更したのが検出されてしまい、ブック補正ができなくされてしまうのでダメですwa 途中でカラーモードを変更することもできないようなんで、一旦スキャン作業を中断し、そこまでのスキャン結果に対してブック補正を済ませて保存した上でカラーモードを設定変更&スキャン継続・・・ というのが妥当な流れなのか?

まぁ「これは仕様ですのでどうにもできません」って言われるかもしれないけど、スキャン済みのデータに対してカラーモードなんかのオプションを変更、その後で何回でもブック補正をやり直しできるようにしてもらえると、保存されているはずの生データを破棄して再スキャンする必要もなくなる、と。 おそらくこれだけで劇的に利便性が向上すると思うんだけどね・・・

はい、現時点ではちょいとワークフロー的にはイマイチ感が拭えない状態ではあるものの・・・ まぁ回避方法は判ったんで今日のところはこの辺で・・・ かな
 

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