2025年10月4日土曜日

Win10サポート終了間近・・・ TPMモジュールの次はセキュアブートの対応かな (^^;

のところ、私自身は OSのアップデートには全く興味はないんだけど、Win11へのアップデートに際しては色々と制限事項があったんで、何となくその制限事項をクリアするという行為の方に興味が行っていた感じがしますな。
前回 9月21日の記事では、安価で販売されていた TPMモジュールを「ポチッ」とやっつけて PCに装着。 何とか認識できるところまで持って行けたんで、次はやはりセキュアブートのできる環境を作ってみるというのもトライしないとイケマセンということで  (^^;

いうことで、前回 TPMモジュールが無事に認識できるようになって MSのPC正常性チェックプログラムで NGな項目がひとつ減ったところからの続きを記してみたいと思う。
まぁネットを探していただくと有用な情報を Upしておられる方はたくさん居るんで、多分私がこういう内容の記事を書く必要はないと思うんだけど・・・ とりあえず自分自身の記憶が抜けないための「備忘録的な記録」という位置付けにしておこうかな
内容には害はないと思うんで、もし気になるところがあればユル~く参照していただければ、と思う

ず最初にということで、これから色々いぢくり回すことになる「システムドライブ」の構成をアタマに入れておこう。
ディスクの管理を起動して「ディスク0」 と表示されている行を左から追って行くと、100MBほどのシステム領域、OSのシステム (C:) が入っているパーティション、回復パーティション、データ用に設定した (D:) のパーティション、最後に 11GBほどの未割り当て領域があるのが確認できる。
元々 Win10の入っていたシステムSSDの容量は 500GBだったのを 512GBの SSDにクローンコピーしたんで、未割り当てな領域は必然的にできることになりますな。

とりあえずこれから行うべき作業を書き出してみて、Win10に標準装備されている MBR2GPTコマンドを使ってコンバート作業を行っていきたいと思う。

  1. システムドライブの構成が本当に MBRになっているか確認する 
  2. MBR2GPTコマンドに /validate オプションを付けて実行、正しく変換できるか事前調査
  3. エラーが出るようなら対応する (3つを超えるパーティションがあるとエラーになるのでエラーの要因になったパーティションを削除する)
  4. 再度 MBR2GPTコマンドに /validate オプションを付けて実行、正しく変換できるか事前調査
  5. システムドライブのファイルシステムに不整合が生じていないかスキャンする
  6. Windows回復環境 (Windows RE) が正しく起動しているか確認する
  7. MBR2GPTコマンドに /convert オプションを付けて実行、変換処理をスタートさせる
  8. エラーが出るようなら対応する (Windows REが起動できなかった場合は手動起動させる)
  9. Windows REが手動でも起動できなかった場合は PCを再起動してから確認する

こんな感じだろうか・・・ 

それでは、順を追って作業を進めることにする。 

1.システムドライブの構成が本当に MBRになっているか確認する

  1. ⓪ ディスクの管理を起動する
  2. ① 「ディスク0」と表示されている部分を右栗
  3. ② コンテキストメニューが表示されたら「プロパティ」を選択

    1. ③ プロパティ画面が表示されたら「ボリューム」タブを選択
    2. ④ パーティションのスタイル欄の表示内容を確認

    ここが「マスターブートレコード (MBR)」となっているんで、確定ですな (^^;

    2.MBR2GPTコマンドに /validate オプションを付けて実行、正しく変換できるか事前調査

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (デフォルトが Windows PowerShell の方もそのまま読み替えでOK)
    2. ① mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFULLOS と入力する
    3. ② 実行結果にエラーがないか確認する

    「Disk layout validation failed for disk 0」という結果なので、このままでは変換不可。

    3.エラーが出るようなら対応する (3つを超えるパーティションがあるとエラーになるのでエラーの要因になったパーティションを削除する)

    私の使っている環境では、変換前の時点でシステムドライブにパーティションが 4つあるので、これが原因。 削除必要。
    ※MBRの場合、プライマリーパーティションは 4つまでしか作成できないため、内部処理の途中で NGになるようだ。 

    【重要】パーティションを削除すると格納されているファイルは失われてしまうので、事前に他のドライブにコピーするなど、バックアップの手段を講じること。

    1. ⓪ ディスクの管理を起動する
    2. ① 「ディスク0」の行にある最も右にあるパーティション右栗
    3. ② コンテキストメニューが表示されたら「ボリュームの削除」を選択


    1. ③ 確認ダイアログが表示されるので、内容を確認して「はい」を選択
    2. ④ 確認ダイアログが表示されるので、内容を確認して「はい」を選択

    1. ⑤ ディスクの管理に戻って結果を確認する

    D: になっていた最後のパーティションが削除されて、未割り当てな領域が増えていることを確認。 そして先頭から 3つのパーティションが有効になっていればOK。

    4.再度 MBR2GPTコマンドに /validate オプションを付けて実行、正しく変換できるか事前調査

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (起動済みなら続けて入力可)
    2. ① mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFULLOS と入力する
    3. ② 実行結果にエラーがないか確認する

    今回はエラーが表示されていないので問題なしですな。 次行ってみましょ~ (^^)

    5.システムドライブのファイルシステムに不整合が生じていないかスキャンする

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (起動済みなら続けて入力可)
    2. ① sfc /scannow と入力する
    3. ② 実行結果にエラーがないか確認する

    破損したファイルが発見されたものの、正常に修復されたとのことで問題なしですな。

    6.Windows回復環境 (Windows RE) が正しく起動しているか確認する

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (起動済みなら続けて入力可)
    2. ① reagentc /info と入力する
    3. ② 実行結果で Windows RE の状態が Enabledになっていることを確認する。

    この時点では確認は必須ではないと思うけど、変換処理後に確認した際に起動できない場合があるので今やっておくのが吉。 Windows RE の場所からは、回復環境が partition3に格納されていることが判る。
    実は、初回にこの回復パーティションを「不要だろうから消してしまえ」で削除してハマってしまい、バックアップからのクローンコピーをやり直したというのはナイショでごぜ~ます (^^;

    7.MBR2GPTコマンドに /convert オプションを付けて実行、変換処理をスタートさせる

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (起動済みなら続けて入力可)
    2. ① mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFULLOS と入力する
    3. ② 実行結果を確認する。

    変換処理と聞いて最初は 1時間とか待たされるのかな・・・と思っていたけど、あっけない位短時間で終わりましたな。 先ほど行ったスキャン処理の方が時間かかっていたような気がするね。 パーティションの中身はいぢらず、表面的な管理情報のみの変換処理なんだろうか。 

    結果の方だが、最後から3行目は Conversion completed successfully となっているので、変換処理そのものは正しく行われているようだ。 しかし最後から2行目を見ると Failed to update ReAgent.xml, please try to manually disable and enable WinRE. となっていて手動での処理再起動を求められているので追加の対応が必要だ。

    8.エラーが出るようなら対応する (Windows REが起動できなかった場合は手動起動させる)

    1. ⓪ 管理者モードでコマンドプロンプトを起動する (起動済みなら続けて入力可)
    2. ① reagentc /disable と入力する
    3. ② reagentc /enable と入力する
    4. ③ reagentc /info と入力する 
    5. ④ 実行結果を確認する。

    変換処理結果の最後から2行目で Failed to update ReAgent.xml, please try to manually disable and enable WinRE. となってるので手動での処理再起動を行ってみたが、手動でも Disabled のままで起動できなかったので、さらに追加の確認が必要。

    9.Windows REが手動でも起動できなかった場合は PCを再起動してから確認する

    1. ⓪ PCを再起動し、管理者モードでコマンドプロンプトを起動する
    2. ① reagentc /info と入力する 
    3. ② 実行結果を確認する。

    変換処理を行う際の起動のさせ方 (システムドライブから or WinPEから) やディスクの使われ方によっては Windows REの格納されるパーティションが変わるようなので、おそらく今回はこれに当たってしまったんだと思いますな。
    PCを再起動した状態で無事に Windows REの起動が確認できた場合は、ここで変換処理はオワリですな。 お疲れさまでした (^^)

    い。 まぁ一発でスッキリ処理完了・・・とまでは行かなかったけど、何とかシステムドライブの形式は MBRからGPTに変換やっつけて、セキュアなブートができるところまで行ってくれた。

    MSのPC正常性チェックプログラムでも NGな項目は CPUの項目1つを残すのみになったんで、そろそろ覚悟を決めて Win11へのアップデートを試してみても良いかな、というところですかね

    ではでは、ひとまず今日のところはこの辺で・・・ 

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